猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

やっぱり野球ヲタホイホイになってしまった阪神園芸『土商売』顛末

今月に入ってから間もない頃、阪急阪神ニュースリリースに目を通したら、なんと阪神園芸甲子園球場のグラウンドに使用している土と同じ配合の土を販売するというハナシが出ていた。袋詰めの土で商売出来るとはさすがは園芸屋だなwと思ったが、園芸目的での販売ではないというのがある意味凄いというべきか。でも「土も生きている」ってなにその商品名w(黒土混合土の販売‐阪神園芸 http://www.hanshin.co.jp/engei/groundkeeper/にある商品の写真参照)
阪神甲子園球場と同配合の黒土混合土の販売について 商品名:阪神園芸グラウンドキーパーの土 〜土も生きている〜 http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/GR201008043N1.pdf(※PDFファイル)
 (前略)
 当社は、公営施設のグラウンド整備を行っており、また2007年秋からは財団法人日本高等学校野球連盟を通して、ボランティアで加盟校のグラウンド整備を試みておりますが、どの球場とも共通している問題点は、雨天時のグラウンド土の流出と、風の強い日に土が飛ばされ、時間とともにグラウンドが痩せていくことでした。
 雨天や強風の際に流出するグラウンド土を適宜補充し、グラウンドを最善な状態にしていただくため、今回黒土混合土の販売(15リットル袋入り)を開始しました。また、大量に必要な場合の注文も受け付けておりますので、ご注文いただきますようお願いいたします。
 ■商品名■
 阪神園芸グラウンドキーパーの土
 ■販売開始日■
 2010年8月1日(日)から当分の間
 ■販売額■
 2,310円(15リットル入り1袋)※消費税込、配送費別途
 (後略)》
けどこれ、多分野球ヲタによる『甲子園の土』欲しさの為だけの注文が殺到するとかいう事態になるんじゃないのかと薄々思っていたら、ソースは産経だが「やっぱりなwww」な事態になった模様で。なんかもういろいろアホとしか言いようがないというか(爆)
《「甲子園の土」ファン購入アウト 注文殺到で‐産経関西産経新聞大阪本社公式ニュースサイト) http://www.sankei-kansai.com/2010/08/18/20100818-042617.php
 全国の高校球児の聖地・阪神甲子園球場兵庫県西宮市)のグラウンド整備を担っている阪神園芸(同)が球場と同じ配合の土を個人向けに販売したところ、注文が相次ぎ、わずか10日で中止することになった。試合に敗れた球児たちが持ち帰る「甲子園の土」。販売されたのは実際に球場で使われた土ではないが、ファンの愛着は格別なようで、今後も野球関係者にはグラウンド整備用としての販売は続けるという。
 甲子園球場の土は鹿児島や鳥取県産の黒土と白砂を配合し、水はけがよいのが特徴。日差しが強い夏はボールが見えにくくなることを考慮して黒土の割合を増やすなど、季節によって配合を変えている。
 同社はこれまで、同じ配合の土を全国の野球関係者を対象にトン単位で販売。昨年は静岡県の私立高校野球部が約48トン(4万リットル)、高知県内の市営球場は約30トン(2万5千リットル)を購入するなど、約20件の注文があったという。
 しかし小口販売の要望も多かったため、園芸用の土と同様の15リットルの袋入りにして、「阪神園芸グラウンドキーパーの土」として1袋2310円で売り出すことを決定。今月1日に販売を始めたところ、全国各地の野球ファンからの注文が殺到し、売り上げの9割を小口購入が占めた。担当者が球場で実際に使われていた土ではないことを説明しても、「記念に欲しい」と、1度に5袋注文する人もいたという。
 このため、同社はこのままでは、「野球場の整備のために使ってほしい」という本来の目的にあった利用者の元に土を届けられない状況になってきたうえ、個人用に販売した土がネットオークションで転売される可能性も心配されるため、方針を転換。土の購入条件を「球場関係者のみ、10袋以上から」に変更した。阪神園芸の担当者は「野球ファンの方々の甲子園への愛着の強さが改めて伝わってきた。大変申し訳ないが、整備用の販売に限定したい」と話している。》
だったら最初からそうしておけよwwwという気がするが、そこまで考えていたかどうかが非常にアヤシイところはさすがは阪神クオリティな感じがしてならないようなw
それにしても『甲子園の土』って野球ヲタ、それも高校野球ヲタにとっては特別な存在なんだな。これの注文は電話とFAXのみでの受け付けらしいのだが、阪神園芸側が配合が同じだけで甲子園球場で使用した後の土ではないという事を事前に説明していてもこれだからなあ……w何なんだろう、アタマの悪い釣りと大量のそれに釣られた連中の姿、あるいは呪物崇拝的な何かを見た気がするのだが。