猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

「男役」はタカラヅカだけのものか?

なんか、正直何だかなーと思ってしまう話。

紫苑ゆうが激論「男役は伝統芸能」‐デイリースポーツonline
宝塚歌劇団トップスターの紫苑ゆうが25日、兵庫・宝塚文化創造館で演出家の岡田敬二氏と「華麗なるロマンチック・デ ビュー」をテーマにシンポジウムを行った。 紫苑は94年の退団後も芸能活動はせず、タカラヅカのイベントにゲスト出演したり、年に1度ディナーショーを行っているのみ。現在は宝塚音楽学校で講師を務めている。
この日は、現役時代と変わらぬスラリとしたスタイルで、黒いスーツに身を包み登場。岡田氏と思い出話に花を咲かせると同時に、独自の“トップスター論”を披露。「いまは真ん中(トップスター)の意識が育たない」とうれいた。さらに「男役は伝統芸能。世界中でここにしかないもの。品がなくてはいけないし、壊しちゃいけないラインがある。それを教えるのが私の仕事」と熱く語るなど、“タカラヅカ愛”にあふれていた。(後略)

ええと、ツッコミをひとつ。
男役って宝塚歌劇の専売特許でしたっけ?
確かにタカラヅカは20世紀の日本に現れた独特の芸能「歌劇(レビュー)」の先駆けでありそれの特長である男役は確かにタカラヅカが初出でしょう。しかし過去には松竹歌劇団やその別動隊として発足したOSK日本歌劇団があったわけで、関西圏だけに関していうなら既に娯楽コンテンツとしては役目を終え文化のサンプルと化したといってよい状態にあるとは言えOSKの方はまだ存続している訳で。それにも関わらず「ここ(タカラヅカ)にしかない」って言われてもねぇ……。