猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

これはもはやタカリだろ……w

一部メディアの活躍によってようやくその虚像が崩れ去りつつある宝塚歌劇だが、阪急は何が何でも存続させようとしている模様。
で、どうやら宝塚大劇場のお膝元である兵庫県に泣き付いたらしい。
宝塚歌劇で親子の催し 県が料金の一部助成‐神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0003678965.shtml
 兵庫県内の子どもたちを対象に、県が宝塚歌劇のチケット代を一部助成する催しが来年2月20日、宝塚大劇場宝塚市)である。当日は井戸敏三知事とタカラジェンヌトークショーなど、さまざまなイベントも開かれる。
 阪神北県民局などが主催する青少年健全育成フォーラムの一環。県内在住・在学の3歳〜大学生・専門学校生とその保護者が対象。
 2部構成で、1部は「タカラジェンヌと夢を語ろう」と題し、井戸知事と歌劇団月組組長の越乃リュウさんが対談。2部で花組男役スター真飛聖(まとぶ・せい)さんの退団公演「愛のプレリュード/ル・パラディ!」を見学する。午前10時〜午後2時。通常8千円のS席が、県助成で6千円になる。先着順。 このほか、同日は音楽学校旧校舎の市立宝塚文化創造館を開放し、歌劇団OGによるミニコンサートなどを開く。当日配布するプログラムを持参すれば、近くの市立手塚治虫記念館の入館料も割引になる。阪神北青少年本部「青少年健全育成フォーラム・宝塚歌劇」係TEL0797・83・3138(上杉順子) (2010/12/16 10:32)》
どうみても文化を盾にした阪急によるタカリに兵庫県がホイホイと(?)乗っただけですwありがとうございました(爆)(それでもタダにならないってのがまた……w)
しかもこれが兵庫県の青少年健全育成事業の一貫だというのだから片腹痛い。タカラヅカこそ所詮日本社会の男尊女卑正当化の文化面の温床の一つでしかないだろうが(だってそうだろ、ヅカ男役ってあれ『男らしい男』というジェンダーフリーの妨げにしかならない時代錯誤の人間の理想像をある意味オツムの弱い女性が演じる事にしかその存在意義がないんだぜw)。
兵庫県も青少年健全育成の名目でこんな事に税金投入するぐらいならもっと他にやる事がいくらでもあるだろうと思うが……正しい性知識やジェンダーフリー思考の啓蒙とかさ。大手出版社からヒンシュクを買ってまで青少年健全育成条例の改定を決めた東京都もつくづく救い様がないが、こちらもこちらでホント救い様がないなorz
この事からしても、今の日本の政財界の連中がどんな教育を理想とし、どんな人間を理想像としているか判るだろ?wただ確実に言える事は、いつまでもこんな事が続くようでは日本社会の住人は誰ひとりとして幸福にはならない、という事だ。

追記:このフォーラムの詳細が兵庫県HPにあった。こんなの。
兵庫県/(阪神北地域)平成22年度青少年健全育成フォーラム 宝塚歌劇親子鑑賞会 http://web.pref.hyogo.lg.jp/hn02/hn02_1_000000024.html
 【内容】
 ○第1部(10:00〜10:30) トークタカラジェンヌと夢を語ろう」
 タカラヅカを目指すことになったきっかけや宝塚歌劇の華やかな舞台に立つまでの苦労話等体験談をもとに語り合いながら、青少年が夢をもち、それに向かって努力することの大切さや家族のきずなを通して青少年健全育成のあり方を意見交換します。》
やっぱりマッチョ万歳かよwいい加減にしろw……orz