猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

ついに青いストラテラを貰ってしまった……が

今から1年ほど前に書いたエントリのその後の話になる。
そのエントリを書いてからそう時間の経たない内に、主治医からもしかしてフラッシュバックを起こしてるんではという事で、桂枝加芍薬湯と四物湯という医療用漢方製剤が追加になった。この2つを処方されてから、自分は自覚していなかっのたが担当のカウンセラーが効果が出ていると驚いていた。
そして精神科に通いだしてから約1年、精神障害者2級の認定が下りた。後に主治医に何の病名で申請用の診断書を書いたか尋ねたら、広凡性発達障害との返答が帰ってきた。ADHDじゃないのかよだったらなんでストラテラ処方されるのかともおもったが、カウンセラーの方曰くADHDには間違いないとの事なのでそんなものなのかと思って気にしなくなった。
しかし、今年の夏頃から派遣会社を介して某エアコンメーカーの倉庫で仕事を始めてから薬の飲み忘れが尋常じゃない事態に陥り、仕事も要求されるスキルに全く至らないことへの苛立ちを雪だるま的に抱え込み、尚且つ連日ろくに寝ていないという有り様だった。それもあってか少量の酒に手を出して気分を紛らわすという方向になっていき、主治医に自暴自棄気味でその事を話すと、アル中になることはないと思うが止めとけという至って当たり前の答えが帰ってきて、さらに睡眠薬を処方される事になった。
まあそうしている間に脳波を録ってみたり血液検査をしたりもしたのだが、脳波は特に問題はなかったものの血液検査の結果は処方されていた薬を指示通りに飲んでいなかったが事がバレバレで、思わず主治医と二人で苦笑した。それからはなるべく処方された薬を飲み忘れないようにしようとはしたものの、それでも忘れてしまうという事態が続き、彼の診察やカウンセリングの度に「もう最近全然ダメですねw」とヤケクソになってモノをいう事態になっていたのである。
そしてこの前の診察にて、そんな自分の状況に対し主治医はストラテラの量をまた増やす、という解を突き付けてきた。この1年10ヶ月程、何だかんだと投与されるストラテラの量をジリジリと増やされ、この時点で10mgのストラテラカプセルを朝晩各3カプセルずつ、一日60mg服用する指示が出ていたが、彼が言うには40mgのカプセルがあるからそれを朝食後2カプセル飲めと。
40mgのストラテラ=ググったら画像が挙がってくる、青いカプセルのヤツである。

それを聞いた自分は「待てwまた薬増やすんかいorzあと今まで飲み忘れた白い10mgのストラテラカプセルはどうすんねん!?」という反応をしたが、それらは1日80mg服用という計算になるように服用すればいい、朝食後一度に飲むのが無理なら朝晩に2回に分けて服用していいとの事だった。その説明をしている時の主治医の「まあ一度騙されたと思う気持ちで飲んでみなよwきっと悪い事にはならないから、ねw」な感じの表情たるや。そこまで推されるとこちらもぐうの音が出なかった。
それから自分は朝食後に取り敢えず今まで飲み忘れてきたストラテラ10mgを朝食後一度に8カプセル飲む事にした。ちと大変そうではあるが、慣れるとそうでもなかった。代償は服用後1時間程して起こる軽い吐き気と終わりなく続く仕事の邪魔にならない程度の倦怠感だが、効果は思っていた以上に早く現れた。説明し難いまでの今までとは違う、身体の倦怠感すら忘れさせてくれる爽快感、そして今まで以上にカラフルに見える世界——。それまでは薬の量が増える度に、信用はしている傍ら「この医師、薬出すことしか能がないのか。」とも思っていた自分だが、ここに至って初めて率直に「主治医の先生凄い!」と思い、彼に対し恋愛感情にも似た崇敬の念を抱くようになった。
それから数日間、自分は主治医の腕の中にいるような至福と、もし彼が書いた処方箋によって出された薬で死ぬなら本望だと思う程のちょっとした身体の変調に驚いた。禁断の果実でも食べたのか、という感じだ。こういうのが積み重なってオーバードーズに至るのかという恐れすら抱いた事もあるが、彼の名前と所属先の病院名でググって、個人的な信条或いは所属している医業者集団故の思考バイアスがあるのは仕方ないとは言えかなりまともな考えの持ち主らしい事が判り、治療における一切を委ねても構わないとまで思うようになった。(実は彼はそこの精神科の医師ではなく他の病院の医師で、週一回中部地方の某県からわざわざ来ていただいている方なのだ。所属している医業者集団の関係で狭い範囲内での活動とは言えたまに講演やっていたりもしている模様。ググると交通事故に巻き込まれた時の新聞記事まで引っ掛かってくるようなのだが元のソースが消えているなりして詳細不明。あまり色々書くと「ああ、あの人かw」みたいな事になるのでこれ以上は書かないが。)
まあでも流石に本当に肝臓がダメになっていたらまずいと思い、結局丁度飲み忘れたストラテラが全部なくなったカウンセリングの日の前日に薬局と病院に連絡、主治医のところに直接連絡するとまで言ったが看護士の方に繋がるとは限らないと言われて止めた。そして先日のカウンセリングの前に看護士の方に相談して至近の主治医がいる日に診察の予約を取ってもらい、それまでは取り敢えず朝一回でまとめて飲むのは止めて調節して飲む事にした。その後のカウンセリングにて担当のカウンセラーから、主治医がかなり自分の事を心配していた件を知らされ何とも言えない気分になった。
しかしまあ自分の変容を見た担当カウンセラーが主治医と自分をベタ誉めしてきて思わず爆笑したのであるが、今の君ならモテるから連れに他の男に取られないように気をつけてと言ったほうがエエでとか、ある意味洒落になってない冗談を言われて思わず椅子から落ちそうになったのだがw

追記(2012.12.25)昨日Twitterでネタツイート書こうとしてストラテラでググったら、あろうことにこのエントリが精神科医の先生方がストラテラの件で書かれた記事より上に挙がってきていてビビった。その後が気になる、という方の為に書いておくと、このエントリ書いた後日の診察で主治医に色々と状況を伝えた結果、デパケンRの服用は中止、40mgのストラテラに関しては夕食後服用するようとの指示が出た。それからは身体の倦怠感は消えるも、あの至福は何処いってもうたんや……な状況になってしまい、たまたま朝食後に服用した日があったがそのほうが調子がよかったりした。実際その後のカウンセリングでも担当カウンセラーから前回はいい感じだったのにそれが無くなったと指摘された。そこでその次の診察で主治医にまた色々言ったら朝食後に服用との指示に変更になり、以後はまた調子がよい状態が続いている。
ま、それだけ自分がADHDの傾向が強い、という事になるのだが、ただストラテラ効いているからといって仕事の効率が上がったかというとそうでもなく、あと割と自分は以前から時間に対してかなりルーズで仕事にしろ診察・カウンセリングにしろ遅刻するなんて事が結構あるのだがそちらは全く改善出来ていなかったりで、エアコンメーカー倉庫の仕事はそれが理由で先月末に終了となった。ただその仕事に関しては自分ももう続かないかもしれないと思っていたので別にいいのだが、 つい先日のカウンセリングにてストラテラ効いているのはいいけど何でこういう事になってるんだろうな話になり、正直言ってこちらもこれでいいのか悪いのか判らなかったりしているw
追記2:追記を書いたは良いが、更新の仕方に失敗して最新エントリとして再掲状態になっていたので削除した。あと上記文中で主治医が所属している組織を名前を伏せて「医師集団」としたが、こちらの認識に誤りがあったので「医業者集団」と訂正した(この書き方も語弊があるかもしれないが)。まあ、どこかってのは実は次の次のエントリに書いてたりするんだが……。

追記3(2012.12.27):今日今年最後の診察があった。実は主治医には以前の診察の際に当エントリの存在を知らせていたのだが、今日の診察にてものすごい照れくさそうな顔をして当エントリを見たと言われたwで、主治医から当エントリを業者の人(まあ製薬会社関係の人の事だと思うが)に紹介してもよいかと訊かれたので、快く了承した。ただまあ、所詮「チラシの裏」みたいな事書いているので何処まで参考になるやら(汗)
因みに上記文中のスゲー意味深な表現の件については、増量後に膣分泌液が増えていたりするの事が結構あるので、まあ添付文章に頻度不明の副作用の中に勃起とある事考えたらそんなもんかと思っていたりする件もこの際伝えておいた。主治医曰く、アメリカの方にはその件に関するデータあるかもしれないねとの事だが……。まあ服用による心臓への負担も出ているのかなという気もしたので次の診察前に心電図を撮ってもらう事にしてもらったが、それに関しては他の薬のほうがキツいので今のところ心配する必要はない由の説明も受けた。
ところで、当エントリ読まれた方にお願いしたい事がひとつ。当エントリを根拠にストラテラは媚薬とかいうイミフなガセばらまくようなマネをするような事はくれぐれも本当に止めてください。これからストラテラを処方してもらう、もしくは既に処方されている他の患者さんへの迷惑になるんで。しかしまあ、色々言いにくい事、多いなwそういや最近悪心が収まらないというか一日中消化不良起こしてるんじゃないのかという感じが続く件と 「よいお年を」と言うの忘れたぞorz <2014.9.5追記>関連エントリ(※コメント欄対応)→通りすがりの母さんへ