猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

「5418M」はそろそろ公開してもいいんじゃね?

少し前の神戸新聞の記事だが、JR西佐々木社長が先日の定例記者会見でこんな事を言っていたらしい。
《JR西社長が陳謝 週刊誌に事故車両写真 尼崎脱線‐神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0003984233.shtml
 JR西日本佐々木隆之社長は20日、定例記者会見で、尼崎JR脱線事故の事故車両の写真が週刊誌に掲載されたことについて、「極めて残念。(出版社に)掲載しないよう要請したが止められず、申し訳ない」と陳謝した。
 JR西などによると、事故車両は今年2月に神戸地検から返還され、7両編成のうち1〜4両目を姫路市内、5〜7両目を大阪市内で保管している。遺族や負傷者の希望があれば案内しているが、報道機関や第三者への公開はしていない。
 写真が掲載されたのは今月19日発売の写真週刊誌。3ページにわたり、保管施設内部の車両などが写っている。出版社側から事前の連絡を受け、JR西は「車両を見た被害者から『一般への公開は避けてほしい』という意見がある」などと掲載見合わせを求めたが、受け入れられなかったという。
 また、佐々木社長は、事故から丸6年となる25日に尼崎市内で開く追悼慰霊式に、井手正敬(まさたか)元会長が出席しないことを明らかにした。(足立 聡)》
何の事かというと、4/19に発売された『FLASH』5/3号に『6年めの「事故車両《5418M》」が物語る悲しみ』というタイトルの記事で、現在も宮原総合運転所内で保管されている「4.25」で大破した207系=「5418M」の一部の写真が掲載された事に対して「遺族の間でも公開の是非についての意見が別れている代物の写真をリークすんなゴルァ!!」というJR西側の本音を佐々木社長自ら改めて言ったという、実につまらない話w「4.25」遺族や負傷者の人達の意見が色々あるのは判らん事もないが、それを盾にされてもなあ……。
まあ『FLASH』版元の光文社側も「載せるけどいい?」って事後承諾取ろうとして、結局JR西側に「やーめーてーorz」と言われたにも関わらず出版している訳で実に光文社GJ過ぎると言うかwただ『FLASH』の当該記事を読んだ限りでは、リークにはどうやらJR西の「関係者」が関わっていたようで、どういう経緯でその人のコメントと事故車両の一部の写真を入手出来たか知らないけれど、やはり記事書いた人と『FLASH』編集デスクGJというか。
個人的な意見としては、JR西は5418M=大破した207系はやはり「公開に関しては遺族間での意見が別れている」事を前提に最初からメディア公開するべきだったと思う。因みに昨年献花しに行って知った事だが、事故現場となったマンション駐車場の一角に関しては事故現場の献花台自体は何度もメディア公開されている一方で、事故現場そのものは「撮影禁止」になっていた。どおりで実際見に行かない限りは現状がよく判らない訳ですなw
正直こういう事を言うのは非常に酷だが、そもそも公開に反対している遺族の多くはわざわざ事故車両を見にいくような事をしないばかりか、メディアが事故車両の写真を掲載した記事を出したところでその記事は見ないのではと察する。(異論は認める。)
因みに私はこの記事の為だけに生まれて始めて『FLASH』を購入しました(爆)で、連れと一緒に見た訳ですが、連れには「ようそんなの買うわ(呆)」と言われてしまったw(因みに連れは件の記事や311関連の記事などそっちのけで競馬関連の記事を見ていたがw)
しかしまあ、やはり井手正敬は今年も……なんですな。