猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

4・25裁判2nd、結審……

またモバイル停止の上金欠なのでネットカフェにて更新につき、今頃取り上げるが、JR西の歴代社長に対するJR福知山線脱線事故の裁判、案の定3人とも無罪という形になったので、はっきりいって面白くない。まあ現行の倭人の国の法的には正解かもしれんとはいえ。だから面白くないんだがw 

神戸新聞NEXT|事件・事故|企業体質に踏み込まず JR西の歴代3社長無罪
 「被告人らは無罪」‐。JR史上最悪の惨事となった尼崎脱線事故から8年半。神戸地裁の宮崎英一裁判長は27日、井手正敬(まさたか)元会長(78)ら歴代の経営トップに刑事責任はないとし、判決では企業体質に踏み込まなかった。宙一点を見据え、判決を聞く井手氏。遺族らは、鋭い視線で被告席をにらんだ。悔しさをかみ殺し、救いを求めるように。


 約13年7カ月にわたってJR西日本の社長職を継いだ3人が、証言台の前に並んだ。

 「被告人らは、いずれも無罪」。午前10時すぎ、判決を言い渡した裁判長の声に、真っ先に一礼したのは、井手元会長だった。頭を上げると、さらに2、3回、その場で小さくうなずいた。

 席に戻り、判決文の朗読を聞く3人。南谷(なんや)昌二郎元会長(72)と垣内剛(たけし)元社長(69)がメモを取る横で、井手元会長は机の上で手を組み、じっと正面を見つめ続けた。

 時折せき払いをしたり、体を揺らしたりしながらも、淡々とした表情は変わらない。ただ、現場カーブの危険性の認識について否定された場面では、ほっとした様子でいすの背にもたれかかった。

 「これだけ大きな事故なのに、誰一人刑事責任が問われないのはおかしいという遺族の思いはもっともだ」

 最後に、裁判長が傍聴席の遺族らに向かって言葉を掛けると、井手元会長は口元を引き締めた。裁判長が犠牲者への哀悼の意を示したとき、目をつぶり、小さく頭を下げた。(小川 晶、石川 翠)

当然、遺族側が納得するわけがなく。こうなるわな。

神戸新聞NEXT|事件・事故|JR西3社長無罪 指定弁護士、控訴に前向き
尼崎JR脱線事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本歴代3社長を無罪とした神戸地裁の判決を受け、検察官役を務めた指定弁護士は27日、「到底納得できない」と控訴に前向きな姿勢を見せた。来月6日に開く被害者説明会で遺族らの意向を確認した上で最終決定する。

 判決後、河瀬真、佐々木伸、奥見はじめの指定弁護士3人が兵庫県弁護士会館で会見。河瀬弁護士は控訴判断について「個人的な思いとしては控訴したい。今のところ、しない理由はない」と語気を強めた。

 27日の判決で宮崎英一裁判長は、事故前の自動列車停止装置(ATS)の整備状況に触れ、「大半の鉄道事業者はカーブに設置しておらず、法的義務もなかった」と指摘。「カーブの危険性は社内で検討されておらず、経営幹部が具体的に認識していた証拠もない」とし、井手正敬元会長(78)と南谷昌二郎元会長(72)、垣内剛元社長(69)の予見可能性を否定した。

 河瀬弁護士は「国民の生命より事業者側の事情に配慮した判決だ」と批判した。

 指定弁護士は同日午後にも、被害者説明会を開催。遺族ら23人から「控訴してほしい」などの意見が寄せられた。