猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

いやそれでも「言論封殺」とまでいうのはあんまりだろうよ阪大きくまこ先生

ニッポンのネット界隈の一部で、つい先日バズビー基金による放射性物質による被曝の危険性を低く見積もるなど原子力エネルギー利用のリスク評価をを日本国の国策に有利にした及び今後もその恐れのある「御用学者」に対する提訴予告の話*1が話題になったわけだが、そのきっかけの一つは間違いなくtwitterにおける阪大菊池誠教授の以下のツイートだろう。

まあバズビー基金の言い分はそれってどーよ!?wな部分があり私としては正直いただけないのであるが、だからといって彼らが「黒猫先生」こと高エネルギー加速器研究機構の野尻美保子氏やwarbler氏こと元在野の研究者である片瀬久美子氏(id:warbler:about)辺りを軸にして提訴に踏み切るのは自由だし、実際提訴に踏み切ったところでそれを受理する云々は所詮裁判所が決める事(これはもし仮に野尻氏や片瀬氏が名誉棄損でバズビー基金を訴えるような事になっても同様)だ。
大体余りにも変だと思われる裁判沙汰にはその内容の是非に関わらず批判がどこかで巻き起こるものなので、今回のバズビー基金の件は「訴えてやる!」 と言っただけの時点で既にそういう事態になった感があるのだから、何もきくまこ先生が支援呼び掛けとかする必要ってあったのかと思うがw*2
という訳で私はしばらく静観すべきと考えている。まあ本当に裁判沙汰になったら野尻氏辺りに対しては支持表明してもいいよと思っているけどw*3
因みにきくまこ先生はバズビー基金の提訴予告に関して、
とまで仰せになっていたが、この件を「言論封殺」とまでいうのは果たしてどうだろうかと思う訳で。言論に対しては言論で対抗というのはごもっともだし、法廷に引きずり出すぞという事で言論が萎縮してしまうという懸念をする気持ちは理解出来なくもないが、訴訟が相手を黙らせる目的の手口のものであってもそれで封殺されるような言論は最初っから言論として体をなさないんじゃないかと。
何というか「取り敢えず怪しいのは確かなので実際どうするか様子見で」程度で充分だったのではないかと思うが、違うんだろうか?

*1:山形大天羽優子准教授のブログの記事http://www.cml-office.org/archive/?logid=564及びhttp://www.cml-office.org/archive/?logid=565も参照の事

*2:まあ焦って支援と支持を取り違えて書いちゃったという可能性もありそうだし現時点で出来る支援は支持表明ぐらいしか選択肢がないのだが。今のところは支持表明ぐらいしかない事は「バズビー基金(CBFCF)が御用学者を提訴!? - Togetter」をみる限りきくまこ先生もわかっている模様。

*3:片瀬氏のいう事は彼女の専門分野に関してはあながち間違った事は言ってないと思うが、その他の話になるとどうも……これは何も彼女に限らないが。