猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

またまたまだマイナスイオンとか言ってるし

久々に「ekiblo.」こと 阪急公式ブログポータルサイト『ブログdeバーチャル駅長』ネタ。
以前、そこには阪急阪神HDの社会貢献活動「阪急阪神未来のゆめ・まちプロジェクト」の担当者のブログがあったのだが、今年の3月末で担当者の異動に伴い休止、記事は全て削除という状況になっていた。それが先月末、新しい担当者がブログを引き続ぐ形となり、いつしか前任者の書いた記事も過去の記事として復活した模様。連載終了したブログは容赦なく削除というのが「ekiblo.」のやり方なので、これはかなり例外的なケース。恐らくブログの方向性から前任者の書いた過去記事を再掲載すべきという判断になったのだろう。
で、業務多忙と思われる中、新担当者による記事の第2弾が掲載された。その事自体はいいんだが、まさかまたマイナスイオンとかいうのを今だに信じていそうな文をこんなところで見かけるとは夢にも思っていなかったw
《「大切な森林(もり)を守ろう」フォーラム2011‐ゆめまちこちゃんのひだまりカフェ(阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト通信) http://www.hankyu.co.jp/ekiblo/yume-machi/20110707_7768/
 最近じめじめ・・・・すっきりしませんね〜

 ひだまりカフェは節電のため、扇風機が回っております

 なにか他に涼しくなる方法ないかなぁ〜

 良いアイディアがあれば、ぜひ教えてくださいね

 と!いうことで、今回はマイナスイオン〜〜〜な

 森林のお話をお届けしようと思います!》
記事の本題である阪急阪神交通社の森林保全活動に関わる組織の方向性についてはとりあえず保留するが 、ゆめまちこちゃん、それマイナスイオンじゃない、フィトンチッドや! とかいう問題ではなく、阪急よ『あるある大事典』の顛末を忘れたかという話。
僭越ながらこう書かせてもらおう。阪急阪神の関係者、特に本社とメディア関連の業務に携わる人間は、せめて擬似科学問題を扱っているサイト『Skeptic's Wiki』(http://skepticswiki-jp.org )のあるある大事典捏造事件の項目(http://skepticswiki-jp.org/wiki.cgi?page=%A1%D6%C8%AF%B7%A1%A1%AA%A4%A2%A4%EB%A4%A2%A4%EB%C2%E7%BC%AD%C5%B5II%A1%D7%D9%D4%C2%A4%BB%F6%B7%EF)およびマイナスイオンの項目(http://skepticswiki-jp.org/wiki.cgi?page=%A5%DE%A5%A4%A5%CA%A5%B9%A5%A4%A5%AA%A5%F3)に目を通して貰いたいと切に思う。何故そう思うかというと、私は例の事件が起きるまであの番組が終了しなかった理由は関テレの都合も大きかろうが同時に阪急内部にあれだけ問題のある内容の情報を大々的に発信する事をよしとしてきた風潮があったからではないかと憶測しているからだ。この憶測はハズレかもしれないし、本音を言うとむしろそうであって欲しい。でも今は少なくとも私だけは阪急に対してそんな疑いの目を向けざるを得ないのだ。例え所詮食い物の恨みだろと笑われようとだ。何故か? 『あるある大事典』はじめとする健康法指南の番組の隆盛がもたらしたものは、311に到るまでなかなか消え失せず日本社会を蝕んできた「安全神話」の写し鏡である「ゼロリスク信仰」の尖鋭化だったからだ。
ましてや善意の元に擬似科学をはじめとするトンデモ思考が入り込みやすい社会貢献活動、その担当がこれではちと心許ないという気がしてならないのだ。 という事で、気を付けてガンガレ「ゆめ・まちプロジェクト」担当者!