猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

アート引越のお偉を入れたら3人

一週間前の産経関西の記事にこんなのがあった。
関経連 復興支援に全力 期待の強力布陣 副会長 1業界から2人も:産経関西 http://www.sankei-kansai.com/2011/04/02/20110402-051380.php
 関西経済連合会は1日、平成23年度事業計画を発表した。東日本大震災からの復旧・復興支援を柱に積極的な提言や、西日本各地の経済団体、関西広域連合などと連携した活動を展開。前年度並みの事業費8億6千万円を見込んでいる。
 復旧・復興支援については今月中に『特別委員会』を設置。被災地を抱える東北経済連合会と情報を共有し、人員の派遣も含めた要望に対応するとしている。
 そのほかの新規事業では、海外からの高度人材の受け入れ・活用策の検討、西日本版広域観光ルートによる国際観光振興などを推進。リニア中央新幹線の大阪開業早期化に向けた研究会も設け、リニアが大阪まで延伸した場合の経済効果などを算出する。
 下妻博会長(住友金属工業会長)からバトンを引き継ぐ関西経済連合会森詳介新会長(関西電力会長)を支える副会長の顔ぶれが1日、発表された。新任は6人で、かねて待望論があった住友電気工業の松本正義社長や阪急阪神ホールディングスの角和夫社長らを起用、「強力な布陣だ」(財界関係者)との声が聞かれる。
 今回の副会長人事では、1業界から1人という“暗黙のルール”が踏襲されなかった。新任の阪急阪神の角氏と、再任の山口昌紀近畿日本鉄道会長はともに鉄道業界だ。近鉄沿線の奈良での「平城遷都1300年祭」が昨年終わったのを機に退任するとの見方もあった山口氏は、1日に発足したアジア太平洋研究所(API)の監事に就任しており、APIの代表理事を務める下妻氏から慰留されたとみられる。》
ついに阪急社長の角和夫が関西財界中枢の壇上に上がってきた模様。住電の現社長氏の事は詳しく知らないが、二人揃って期待されていたのか、ふーん……。しかし同じ業種からの副会長選出はしないという「暗黙の了解」はまあ有りがちな気がするが、それを破って副会長職復帰したのが近鉄山口昌紀って正直どーよwな気もするが……それ角のオッサンは期待されていたと言われる割にホントはナメられているとか、或いは放ったらかすと勝手に暴走するからお目付役がいるとか思われてるんじゃないの? とか思ってしまうんだがw因みに、副会長に再任したアート引越のお偉いさんは京阪の取締役もやっているので実は一業種から3人副会長に選出されているとこじつける事も可能かとw
で、角のオッサン、今年の産経関西の新春恒例(?)の関西企業の社長インタビューでこう宣っていた。
《【跳躍 平成23年トップに聞く】阪急電鉄・角和夫社長‐産経関西 http://www.sankei-kansai.com/2011/01/07/20110107-048113.php
 −−(JR大阪駅北側の)梅田北ヤードなど梅田地区の再開発が進む
 「今年はJR大阪駅の新ビル開業、平成24年に梅田阪急ビルのグランドオープン、25年には北ヤードの先行地区が街びらきとなる。オフィスビルも商業施設も数が増えるため競争は激しいが、梅田の魅力を一緒に発信することで、全体のパイを広げたい。オフィスや商業施設の集積が進む梅田は沿線の他の地区よりもずっと大きな商圏を持つ。街の魅力を高め、商圏がさらに広域化できる方向にしたい」
 訪日外国人取り込み狙う
 −−梅田にたくさんの人を集めるためには
 「鉄道事業だけでは限界がある。沿線外から多くの人に来てもらえるよう考えないといけない。昨年、グループの旅行会社、ホテル、百貨店などと共同で訪日外国人を取り込むべく、検討組織を立ち上げた。京阪神をカバーする唯一の私鉄という特徴を生かし、大阪だけでなく京都や神戸の自治体や経済団体、さらに私鉄各社とも連携しながら、関西の良さを海外にも発信していきたい」
 −−訪れた人に梅田を楽しんでもらう仕掛けも必要だ
 「北ヤード地区の再開発に取り組む当社を含む12社で街づくりを共同で行うタウンマネジメントという試みを進めており、もっと他にもいろんなことができないかと考えている。具体的なことはこれからだが、インターネットによる情報発信は大事。特に口コミサイトやブログと連動して梅田発のムーブメントを起こせないかと思う。外国人にとって、日本を楽しもうとするときに最も大きな壁は言葉。言葉を使わずに楽しめるエンターテインメントを考えていくのも大切だろう」
 −−(大阪市内の)十三−新大阪間の路線免許を持っている
 「16年10月に近畿地方交通審議会で『中長期的に望まれる』とされ、西梅田・十三連絡線と一体的に整備することが有力だ。阪神なんば線と同様、建設リスクが低く低廉な運賃が提供できる上下分離方式を導入し、運行は阪急が行い、線路などの固定資産は別に地方自治体や国などの協力をいただきながら整備することが望ましい。もし、西梅田・十三連絡線とともに新たなルートができれば、南北軸の幅が広がる。北ヤード地区と新大阪を直結させる新たなルートとなるのでぜひ実現させたい」 (松村信仁)(後略)(2011年1月 7日 09:05)》
言っている事はまあ今までとあまり変わりはないが、東電福島第一原発事故の影響で長期に渡る海外からのビジター激減確定となった今では「ご愁傷様www」としかwま、私自身は「日本ってそんなに魅力ある?w」という疑問が前々からある訳で、「『観光立国』日本」構想なんてのはフクシマの件関係なくとも近い内に破綻したんじゃないのかなと思っているが……しかし関経連が「西日本版広域観光ルートによる国際観光振興などを推進」とか吐かしているところを見ると、コイツらまだ不毛な夢追ってるのかとしかw
で、角のオッサンが「ネットによる情報発信は大事だお。口コミサイトやブログも巻き込んで『梅田発』のムーブメントを起こしたいおw」とか言ってたのを受けてか『ブログdeバーチャル駅長』(http://www.hankyu.co.jp/ekiblo/)が今年度スタートと一緒にサイトも一新され、今更ながらはてブのアイコンまで付いた仕様になってるが、それが果たして実を結ぶかどうかってのはぶっちゃけブロガーの力量次第だったりするから何ともw『うめだポータル』(http://umeda55.jp/)も正直いって微妙過ぎだしなあ……w