猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

そんな日本のマスメディア援護を繰り出すNewsweek日本版など只の個人ブログ以下だ(呆)

先日起きたニュージーランドクライストチャーチでの大地震だが、それの取材をやっている日本のマスメディアの行状が現地入りの有無関係なくかなり酷いらしい。その中でも特に酷い例としてネットで話題になったのがフジテレビ『とくダネ!』で放送された被害者への電話インタビューだとか。
《フジテレビがNZ地震被災者へ暴言インタビュー‐POP UP http://popup777.net/archives/17154/
 (前略)酷いインタビューが放送されたのは、2月25日放送の「とくダネ!」でのこと。大村正樹アナウンサーが、ニュージーランド地震で救出され右膝下切断をした19歳の奥田建人さんに電話でインタビューを行ったのだが、そこで驚くような質問をしたのである。
 今までのスポーツ歴などを優しい口調で聞いた後、「右足を切断すると言われたときのどんな気持ちだったのか?」「スポーツを今までやってきたのにもうスポーツができなくなったことについて、どんな気持ちか?」というような質問を行ったのだという。
 このあまりにも被害者の心情を考えない失礼な発言に視聴していた人からはすぐに怒りの声が上がった。当然のように2ちゃんねるでもスレッドが立てられ、Twitterでもこの情報を拡散しようという動きが起こっている。》
私はこのインタビューをリアルタイムで見ていないし、動画サイトに上がっていたこれの映像も見ていないのだが、件のフジテレビによる被害者インタビューはこの記事を読んだだけでも被害者である奥田氏に余りにも配慮がされていないものだった事が容易に窺える。「右足を切断すると言われたときのどんな気持ちだったのか?」とか、そんな事今すぐ無理に聞かなくてもいいだろうに、バカか!? こんなのねらーやはてなーTwitter民でなくともヒンシュクものだろう。
 が、そんな世間一般からの日本社会の住人による日本のマスメディア批判に対し、中立を装って援護に回り案の定炎上した御仁がいたようだ。『Newsweek日本版』編集部の長岡義博氏だ。つーか、また阪急(今回は阪急コミュニケーションズ)かよ(呆)
《奥田君インタビューはそんなにひどくない‐From the Newsroom / ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/02/post-207.php
 (前略)そんなにひどいだろうか?
 インタビュアーがむりやり言葉を引き出そうとしているわけでもないし、足を切断したという相手の状況にそれなりに配慮した聞き方をしている。プロの記者が奥田君に話を聞いて「足切断」について聞かないことはありえない。
 おそらく初出と見られる朝日新聞2月23日付夕刊の五十嵐大介記者の記事も、奥田君が足を切断した事実について触れている。足切断の事実と、「仲間がどんどん下に落ちていった」という表現があってはじめて、今回の地震の被害の大きさと、今後議論になるだろうニュージーランドの建造物の耐震構造問題の深刻さが読者に伝わる。繰り返すが「かわいそうだから聞かない」というのは、職業人としての記者のやることではない。
 ネットの怒りがフジテレビに向いているのは、あえていえば「八つ当たり」だろう。奥田君はこんな悲惨な目に遭いながら、なお快活さを失わないとても性格のいい青年だが、そんな彼がいわれのない被害にあったことへの憤りのターゲットにフジテレビがされてしまった――少なくとも筆者にはそう見える。(後略)》
まあ長岡氏もこの後に今の日本のマスメディアの報道が抱える問題について触れてはいるのだが、この部分で全てが台なしだ。結局の所彼も日本のマスメディアの行状の正当化しか出来ないのだろう。何が「『かわいそうだから聞かない』というのは職業人としての記者のやることではない」だとか「ネットの怒りがフジテレビに向いているのは、あえていえば『八つ当たり』だろう」だwそんな個人ブログ並の言い分でフジテレビ始めとする底抜けに愚かな日本のマスメディアの援護など要らんわwww
ま、失礼千万を百も承知で言わせてもらうと阪急コミュニケーションズのNewsweek日本版など一部識者のコラムと翻訳された本家Newsweekの記事以外はクズな「劣化版」、なるほど同じ阪急系企業である関西テレビの『あるある大事典』の恣意的データ捏造の件や疑似科学流布の件について何一つ批判すらしなかっただけの事はあろうか。やはり阪急系の人間は日本のマスメディア同様どこか考えがおかしいんじゃないのかと疑って属性攻撃せねばならんのかと非常に残念な事を思ってしまう。
とりあえず長岡氏や日本のマスメディアの中の人は、上に転載した『POP UP』の記事にある以下の文章を読め、そして省みろと言いたいところだ。
http://popup777.net/archives/17154/
 確かにこれはあまりにも酷すぎる。被害者の様子やインタビューを通して災害の酷さや様子を伝えようとしているのかもしれないが、あまりにも被害者や関係者のことを考えていない行為といえる。マスコミの被災者や被害者に対するインタビューは、昔から傷に塩を塗りこむような人として最低な質問を時折見受けられよく世間の批判さらされてきた。そのたびに謝罪してきたが、また繰り返されたということはまったく反省していないからだろう。
 このようなことが起きるたびに毎回思うのだが、こういうことをしでかす記者は報道の名の下になら何をやってもいいと勘違いしているのではないだろうか。もう一度報道とは何かということを見つめなおして欲しいものである。》