猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

阪神電鉄社長職、坂井に代わり、藤原〜(で、会長職復活かい)

まあこれももう発表されてから少し時間が経つのだが、阪神電鉄の社長交代が決まったらしい。
で、ポスト坂井は誰かと言うと、先のエントリで少し降れた電鉄常務の藤原崇起氏。
阪神電鉄社長に藤原氏昇格 : ニュース : 関西発‐YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110128-OYO1T00192.htm
 阪神電気鉄道は27日、坂井信也社長(62)が4月1日付で代表権のある会長に就き、社長に藤原崇起常務(58)が昇格する人事を発表した。坂井氏はプロ野球阪神タイガースのオーナーと、親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)代表取締役を続ける。
 藤原氏は鉄道畑が長く、不況で他の私鉄の利用者が減少する中で、乗客を増やした手腕が評価された。
 坂井氏は、村上ファンドによる株式買い付けに端を発した阪急との経営統合直前の2006年6月に社長に就任。百貨店や不動産事業などで統合の成果を上げたほか、新線「阪神なんば線」(尼崎―大阪難波)の開業と、阪神甲子園球場の大規模改修という2大事業にメドをつけ、若返りを図ることにした。
 藤原氏は記者会見で「次の新たな芽を育てる必要がある。まずはそのための種をまきたい」と語った。(2011年1月28日 読売新聞)》
社長職交代のみならず、阪急阪神発足以来消滅していた電鉄会長職復活という話でもあったと。
で、「虎の総帥」に関わるニュースだけに半珍の提灯持ちなスポーツ紙(但し日刊スポーツweb版には記事見当たらず)も無視する筈はなく、
スポーツニッポン:『坂井信也オーナーが阪神電鉄会長に…4月1日付』http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/201101/28/base216786.html
デイリースポーツ:『阪神電鉄坂井社長が会長に…社長は藤原常務』 http://www.daily.co.jp/tigers/2011/01/28/0003767283.shtml(←なぜかこういう時だけ坂井珍也をオーナーではなく社長と呼ぶデイリースポーツには微妙に萌えてしまうw)
サンケイスポーツ:『虎・坂井オーナー、会長になって“決意表明”』(その1)http://www.sanspo.com/baseball/news/110128/bsb1101280504006-n1.htm (その2)http://www.sanspo.com/baseball/news/110128/bsb1101280504006-n2.htm(←ある意味産経クオリティな記事w)
と、球団関連のニュースとして報じている。
その藤原常務、昨年に阪急阪神傘下となった神戸高速鉄道の社長も兼任するなど基本的に鉄道畑の人だが、過去には阪神タクシーに出向していたり、バス部門である自動車部(現:阪神バス)にいた事もあったりと、交通系の部署にいた時期が長かったらしい。しかし『ドカベン』とタイアップの乗車券の企画出したって、今ならともかく30年以上も前にそんな事やってたのかよw
阪神電鉄の次期社長に内定 藤原崇起さん‐神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003773868.shtml
 神戸と奈良が1本の鉄路で結ばれ、2009年春に開業した「阪神なんば線」。阪神電鉄の悲願だった一大プロジェクトに「この人あり」と言っても過言ではないだろう。
 入社以来、鉄道、タクシー、バスの各部門を経験した。なんば線事業でも陣頭指揮を執り、その指導力がトップ就任への決め手となった。
 社内評は「熱血漢」。入社したてのころ「ドカベン」などで知られる漫画家・水島新司さんの絵をあしらった記念乗車券を発案。水島さんの自宅に足を運んで、了解を得た。自身の経験を基に「若い社員には自ら積極的に動いてほしい」と語る。
 昨年末、神戸の居酒屋で坂井信也社長から後継を打診された。「とにかく驚き、酔いがさめた。社長に言われたことをメモに書き留めた」。イエスともノーとも言わずに店を出たが、別れ際、坂井社長に「断ったらあかんで」と背中を押されたという。「どうしたものかと悩み、今年は正月がなかった」と笑う。
 阪急阪神ホールディングス代表取締役の坂井氏が電鉄会長も兼ねる新体制のスタートにあたり、現場主義と、社員との対話を強調する。「甲子園球場の改修やなんば線開業など巨大事業を終えた今こそ、新しい事業の種をまき、芽を育てたい」
 明石で生まれ、育ち、今も住む。休日には淡路島に出向き「好きな海を眺めて頭を空っぽにしたり、スケッチをしたり」と目を細めた。仕事に悩んだら、書店で自分の今の気持ちにあった本を選び、解決法を探るという。58歳。(記事・末永陽子、写真・吉田敦史)(2011/01/31 10:27)》
それにしても社長職引き続きの話が居酒屋での慰労会の席でって、まあある意味、真の意味での大手私鉄に成り損ねて終わった阪神らしい話だよなと言うのは失礼かw子会社ならまだ分からん事もないが「やはりそういうのは社長室でやれw」と思ったのは私だけか?w
しかし坂井珍也、会見の席で相変わらず微妙な事を言ってしまっているような……wでもまあ、それ言わないとマスメディアの食いつきも悪いのだろう。
《虎・坂井オーナー、会長になって“決意表明” - SANSPO.COM http://www.sanspo.com/baseball/news/110128/bsb1101280504006-n2.htm
 社長から会長へ。新たなステップを踏むことが内定した坂井オーナーが、力強く続投を宣言した。「タイガースのオーナーは続けさせていただきます」。張りのある声を響かせると、会見の直後、虎の総帥として“決意表明”だ。これまで以上に現場に足を運び、チームの現状を見据えていく。》
《坂井信也オーナーが阪神電鉄会長に…4月1日付‐スポニチ Sponichi Annex 大阪 http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/201101/28/base216786.html
 (前略)坂井社長は「(交代は)昨年末に決めた。(今年は)絶対に優勝せなあかん。会長をしながら、オーナーを続ける。多少、時間に余裕ができるかもしれないので、球場に足を運ぶことは多くなるかも」と変わらない球団への熱意を示した。》
……正直球団オーナー職として役不足な気がする御仁だが、もう勝手にしろよとしかwまあ阪神に「『常勝球団』幻想」を抱かせた星野仙一楽天球団に行った事だし、彼にはとりあえずはその強運&凶運ぶりでも発揮してもらって、2000年代前半以降の阪神球団についた「勘違い」という名の憑き物でも完全に落としてもらおうかw(違