猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

山崎前社長「俺は悪くないぞ!!」佐々木社長「今のATSで物足りないなら増やせばいいじゃないw」

業務連絡。このエントリーから『JR西』タグつけます。過去の記事を遡ってつけるかどうかはわかりませんが。
JR福知山線脱線事故の公判が今日からスタートした。被告の一人であるJR西日本前社長の山崎正夫は第1回公判から無罪を主張。まあ本人が前からそう言ってきた事なので想定内ではあるのだが。
《山崎前社長が無罪主張 尼崎JR脱線初公判‐神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0003689627.shtml
 乗客106人と運転士が死亡した2005年の尼崎JR脱線事故で、業務上過失致死傷罪に問われたJR西日本前社長、山崎正夫被告(67)の初公判が21日、神戸地裁(岡田信裁判長)で開かれた。山崎被告は起訴内容について「事実とまったく異なる」と述べ、無罪を主張した。
 神戸地検は起訴状朗読で、全死傷者599人(地検調べ)の名前を読み上げた。
 鉄道事故で会社幹部の刑事責任が問われるのは極めて異例。脱線したカーブに自動列車停止装置(ATS)が設置されていなかったことをめぐり、被告が事故を予測できたかどうかが争われる。
 地裁はこれまでに、被告人質問や量刑について意見陳述できる「被害者参加」を、遺族・負傷者51人に認めた。この日は、被害者参加人として検察官の後ろに遺族らが座り、40席用意された優先傍聴席にも遺族・負傷者が並んで審理を見守った。神戸地検は毎回の公判終了後、被害者説明会を開く。(2010/12/21 11:06)》
まあ気の済むまでやればいい。『4.25』の裁判は山崎前社長の分だけでもあと28回、他にも歴代社長である井手・南谷・垣内の分も控えているんだから。
《尼崎JR脱線事故 21日に前社長初公判‐神戸新聞http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003685850.shtml
 乗客ら107人が死亡した2005年の尼崎JR脱線事故で、業務上過失致死傷罪に問われ在宅起訴されたJR西日本前社長、山崎正夫被告(67)の初公判が21日、神戸地裁(岡田信裁判長)で開かれる。被告が事故を予測できたかどうかが争点。また、この事故で検察が起訴したのは山崎被告だけだが、検察審査会の議決を受け、強制起訴された同社の歴代3社長の裁判が別に控えている。山崎被告の審理には、3社長の有罪を立証する検察官役の指定弁護士も注目している。
 山崎被告の初公判は21日午前10時に開廷、検察が起訴状朗読で乗客の全死傷者599人(地検調べ)の名前を読み上げる。検察、弁護側の冒頭陳述などが午後5時まで行われる予定。検察官の後ろには被害者参加制度を利用した遺族らが座り、優先傍聴席も40席用意された。公判期日は来年9月末まで計29回決まっている。
 一方、井手正敬元会長(75)、南谷昌二郎前会長(69)、垣内剛元社長(66)の3人については神戸地検が不起訴としたが、市民11人による検察審査会で2度「起訴すべき」と議決。指定弁護士が今年4月に在宅起訴した。
 初公判は来年以降になり、山崎被告と同じ裁判長が担当する。指定弁護士の一人は「弁護側の立証過程など参考になる」として、山崎被告の裁判を傍聴する予定という。
(広畑千春、霍見真一郎)(2010/12/19 18:37)》
『4.25』裁判に関しては佐々木社長は静観の構え。
《「裁判の行方、真剣に見守る」JR西日本社長会見‐神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003682693.shtml
 JR西日本佐々木隆之社長は17日の定例会見で、尼崎脱線事故で業務上過失致傷罪に問われた山崎正夫前社長の初公判が21日から始まることについて、「会社として事故に関与したのは間違いない。真剣に裁判の行方を見守る」と述べた。
 公判の内容については「(山崎前社長を含め)過去の4人の最高責任者が公判に入っていくことになり、重く受け止める」と述べるにとどまり、「安全に向けて一生懸命頑張ることが最大の教訓であり反省だ」とした。
 また、事故現場付近で自動列車停止装置(ATS)が作動したことを公表しなかった問題については、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と陳謝。今後は同様の事例を公表するとともに、再発防止策として、衛星利用測位システム(GPS)を使った運転支援装置の導入やブレーキ目標となる看板の改良、熟練運転士による指導などに取り組むとした。(足立 聡)》
で、そのATS作動による緊急停止対策で佐々木社長がこんな事を言ったらしい。
《JR西、「急停車しないように」 脱線現場に新たな仕組み - 47NEWS http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121701000917.html
 尼崎JR脱線事故の現場カーブ付近で自動列車停止装置(ATS)が作動し、電車が急停車したケースをJR西日本が公表していなかった問題で、同社の佐々木隆之社長は17日の定例記者会見で「そもそも電車が現場で止まらない仕組みをつくる」と述べた。
 JR西によると現行のATSは、設定を超えた速度を感知すると直ちに非常ブレーキがかかり急停車するため、緩やかに減速する新型ATSを手前に設置し、現行ATSを作動させず安全にカーブを通過できるようにする方針。同社は新型ATSに対応する車両を投入する来年3月のダイヤ改正までに、こうした仕組みを整備するとしている。【共同通信】》
ATS地上子の手前にもう一つ感度の低く急ブレーキのかからないATS地上子付けたら問題解決するだろという、凄い単純な発想。でもまあこれしかないよなあと言われたらそれまでかwただこれ、技術サイドは急ピッチでやらなきゃならないとあって戦々恐々、それにぶら下がっている協力会社は仕事貰えてラッキーと思っているんだろうな。さてどうなることやら。