猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

現代美術の祭典紛いのイベントに釣られて『六甲枝垂れ』を再訪したよ!!

一昨日、阪神主催で六甲山上で今年の11/23(つまり明日)まで行われている『六甲ミーツ・アート芸術散歩2010』に行ってきた。まあ正直行くか行くまいか悩んだのだが、個人的に面白そうなコンセプトの作品がちらほらとあったので。
が、阪急六甲駅にて入場料金いくらだったか再確認の為に手にしたチラシを見て滅入った。思いっきり産経新聞絡んでるやないかい!!!!(後援というカタチでね。文化事業のバックアップは多いに結構なのだが、ジャーナリズム気取りでアホな論説撒き散らかすのはいい加減にしろと(怒))
まあ、公式HP(http://www.rokkomeetsart.com/)をきちんと見てなかった自分がダメぽ……大体彫刻の森美術館が絡んでた時点で気付けよって話かorzてな訳で会場になっている阪神子会社・阪神総合レジャーが経営する六甲山上の各有料施設(六甲山カンツリーハウス ・ ホール・オフ・゛ホールズ六甲 ・ 六甲高山植物園 ・ 六甲枝垂れ)が一日入り放題&会期中は一日で周りきれなかった施設への入場可が売りの周遊チケット(1800円)を買う気が失せてしまったw
てかその周遊チケット、六甲ケーブル六甲山上バスの交通費までは含まれていないしなwwwましてや阪急六甲到着したのが午後4時を回っており、六甲山上に着いた時点で閉まっているやんけ! な施設もあるし、多分会期中はもう来ないのでやはり買う意味ナシと判断。実はこのイベント、味の素も絡んでいてその関係でクノールカップスープの箱を持参したら周遊チケット割引有り(*1)という話があったのだが、以上の理由につきクノールの空箱の出番は無くなってしまった(爆)
てな訳で、阪急六甲駅前から神戸市バスに乗り六甲ケーブル下駅へ。六甲ケーブル車内ではさっそく出展作品がお出迎えである。森脇裕之氏の『atto people』(一部)
六甲山上駅から六甲山上バスに乗り、ホール・オブ・ホールズ六甲へ。しかし私の目当ては「これが我等が阪神グループの文化面における技術力なんですよwどうですか素晴らしいでしょう?w」という、微妙な高飛車振りが滲み出ているオルゴールミュージアムなどではないw(展示品・収蔵品の維持管理技術のレベルは大いに認めます。)つーかもうこの時間は閉まっているしw(入館は16時迄なので。)ちなみにこの写真にうっすら写っているのは内山泰義氏の『synchronous a-synchronous #2』(一部)
お目当てだったのはこれ。角野晃司氏の『蓑虫なう』日の入り寸前、携帯電話のデジカメの画素数がクソな上にバッテリーに余裕ナシという有様で撮った写真故、クソ画質の写真になった事は勘弁して欲しい。角野氏本人が六甲山上で蓑虫型のハーネスを作って木からぶら下がり、ツイッターをやる事(*2)で「自然回帰に憧れるもなかなかそれが出来ないヒキコモリ」を表現したそうなのだが……なぜかこれが来場者に大ウケしたのか来場者の人気投票で決まる『六甲ミーツ・アート大賞』(*3)を受賞している。作者本人には言わなかったが、どうみてもある意味ガマン大会だろ、てか「自然」を甘く見ない方がいいよ〜(苦笑)な気がしたのだがwまあ私がそう思ってしまう事も折込済みの作品だったようだ。(酷いな自分www)
その後再び六甲山上バスに乗り、六甲ガーデンテラスへ。ここから歩いてもう一つのお目当て、『六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」公募大賞』受賞作品である藤江竜太郎氏の『Red or White』(*4)が展示されている六甲枝垂れに向かった。で、何とか写真を撮ろうとするも……ええ、私の携帯電話のデジカメではまるでダメでやんしたorz仕方がないので六甲枝垂れの内側から明るく輝く月でも撮る。
そうしている内に六甲枝垂れが様々な色のLED照明でライトアップされた。これも出展作品の一つ、伏見雅之氏の『Lightscape in Rokko』(一部)
その後六甲ガーデンテラス売店でこのイベント絡みのグッズを見た時もの凄い既視感がした。『Seed Project』の作者太田三郎氏がこのイベントで『六甲山ハウス』を出展していた事に気付いたのはその時orz(何故知ってるかって? 実はそこで売られていた原稿用紙、私が高校生だった頃、つまりまだ故郷の岡山県北地域にいた頃に興味半分に購入した事があって……結局使ってないけど、どこに行ったやら。)
結局何買うか悩んだ揚げ句公式ガイドブックを「資料」として購入して六甲山上を去った。ま、公式ガイドブック購入の決め手となったのは、2000年代前半にハービスOSAKAで仕事をしていた自分にとってはものすごく既視感のある名前の阪神の中の人がこのイベントの「総合プロデューサー」になっていた事だったりするw……なるほど、この『六甲ミーツ・アート芸術散歩2010』という、実は六甲山のレジャー施設宣伝が真の目的という日本の現代美術の祭典紛いのイベント(失礼!)を企画したのは、その昔阪神電鉄不動産事業本部の西梅田経営部(現在は阪急阪神ビルマネジメントの一部署になっている)の某課で課長やってたあの方ですか。
(*1)http://tsuke-hita.jp/pc/meetsart/
  http://www.ekiblo.jp/user/sp_yukari_renta/sp16/16424.html
(*2)http://twtr.jp/user/bagworman
(*3)http://www.rokkomeetsart.com/prize/
  http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0003600827.shtml
(*4)http://www.rokkomeetsart.com/koubo/prize/
  http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0003452609.shtml