猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

「中国に屈した」? じゃあ事態打開の為に他にどうしろとw

尖閣諸島での海上保安庁によるに中国漁船拿捕事件、とりあえず一段落といったところか。
《中国人船長、処分保留で釈放へ 那覇地検日中関係を考慮」 - 47NEWS http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401000480.html
 沖縄県尖閣諸島周辺の日本の領海内で今月7日、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、那覇地検は24日、公務執行妨害の疑いで逮捕、送検されていた漁船のセン其雄船長(41)を処分保留で釈放することを決めた。国土交通省によると、船長は25日未明、チャーター機石垣空港を出発、帰国する。
 那覇地検は「わが国国民への影響や、今後の日中関係を考慮すると、これ以上、身柄を拘束して捜査を続けることは相当ではないと判断した」と異例の説明。事実上の捜査終結とみられる。
 中国側が繰り返し抗議し釈放を要求する中、23日深夜には中国河北省で日本人4人が中国当局に拘束されていることが発覚。直後の釈放決定は「政治判断」との声もあり、政界からの批判に加え、周辺諸国には「中国の圧力に屈した」との見方が広がった。
 仙谷由人官房長官は記者会見で、検察独自の判断との認識を表明し「情状や犯行状況など総合的な判断と理解している」と強調。柳田稔法相は「指揮権を行使した事実はない」と述べた。
 中国外務省の姜瑜副報道局長は「船長に対する日本のいかなる司法手続きも不法で無効」と指摘する談話を出した。
 那覇地検によると、船長は容疑を否認。地検は「故意に衝突させたことは明白」と断定し、巡視船の乗組員が海に投げ出される恐れがある危険な行為だったとした。その上で「計画性は認められない」と指摘。巡視船の損傷程度や、乗組員にけががなかったことなども処分保留の理由とした。
共同通信】》
この件、案の定ウヨってる小日本ジャップどもによれば中国に屈しただの仙石が悪いだの那覇地検が悪いだの、揚句の果ては中国で拘束されたフジタ社員が内閣府の依頼で現地に行ったとかいう話がでてやはり仙石かとかいう事になってるようだが(爆)、大体尖閣諸島の領有権問題は今に始まった話ではなく、拿捕された漁船の船長であるセン氏も「自分の行いは正しい。」という立場を崩さなかった訳で、他の乗組員は釈放して置いて彼だけ抑留続けておく必要って本当にあったのか? という気がする。
それにこの件も『政治判断』によるものっつったって、大阪地検の村木氏の件や東京地検小沢一郎の件にしてもだけどそうなんだけど、今回の那覇地検の捜査のオチも地検の「まずそういう事で間違いない」という仮説に基づく判断で独自に取り調べてたら相手は否認しつづけるわ、それどころか今回は日中両国政府にとっての『敵』になりかねない事態になっていた訳で、そんな状態で那覇地検がセン氏を拘留し続けた所で事態は更なるドツボにはまるのがオチじゃないのという気しかしないんですがねw中国当局によるフジタ社員拘束の件は日本側の対応関係なく起きてたのでしょうけど、『中国脅威論』を唱える馬鹿に煽られやすい日本政府の事、「こちらは冷静にやってるんだ!」といいつつ本音は拘留したセン氏を領土問題のカードに使おうという気満々としか思えない事をやっていた訳で、でなきゃ前原外相や馬淵国交相があんな態度に出るかという話にしかならず、日本の外交筋がそういう見解をするのなら丹羽大使もそれに従わざるを得なかっただけの話だろとwそりゃ日本がそんな事してたら領土問題で引き下がるつもりのない中国がフジタ社員の拘束期間を長くするのも当然だろという気がするんですがね。
その意味でもこの件に関する仙石官房長官柳田法相・姜副報道局長のコメントはそれぞれ正しい。てかホント日本人(特にウヨ)って脅威論と陰謀論大好きなんだなという事をツイッターでのこの件に対するジャップどものツイートを幾つか目にして改めて認識してしまって正直げんなりしてしまった次第。みんなどんだけ佐藤優とか青山繁晴とか好きなんだとwww
まあ『中国脅威論』は日本以外の中国の周辺諸国にもあるようで、その国々にはその国々なりに、『国の威信』とセットで展開されているんでしょうね、多分。

追記:書いている最中に気がついたのだけど、自分、ツイッターやはてブやはてなハイクで『脅威論』を『驚異論』って書いてたのに気付いた。トホホw……てか今回の海保の行動、映画『海猿』上演中だし他の管区がやらかした直後という事もあってカッコつけたんじゃねえの?wて思ってしまいたくなりますがねwww(別の意味で陰謀論だなこれw)