猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

想定内な角のオッサンの問題発言&道上アナの爆弾発言(阪急開業100周年記念シンポジウムまとめ(前編))


前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/20100801)で予告した阪急電鉄開業100周年記念シンポジウム『阪急宝塚線が紡いできたライフスタイルとこれから』について、どんな内容だったかもう少し詳しく書く。
オープニングがタカラヅカ月組メンバーによる『おお宝塚』『すみれの花咲く頃』だった事は既に書いたが、壇上で歌っていた月組メンバーの服装が中振袖に歌劇団音楽学校共通の制服である緑の袴を着用した姿だった。普通彼女らの共通の制服は五つ紋の黒留袖に緑の袴なのだが、最近のタカラヅカ関係のレセプションに出ているヅカ劇団員の姿をみると黒留袖を中振袖に変えている事が多い。勿論阪急側の意向によるものだろうし辛気臭くなくていいんだけど、誰の趣味?w
続いて中川智子宝塚市長からのメッセージが読み上げられ、その後このシンポジウムの基調講演をイベントプロデューサーの茶谷幸治氏が行った。
内容としては人口に膾炙した阪急創業期の話であり、個人的にはあまり目新しいものではなかったが、阪急の前身である箕面有馬電軌が阪鶴鉄道(現JR福知山線)のサブ路線構想から出てきた鉄道である事と、鉄道会社による都市近郊の住宅供給事業は何も阪急が最初ではなく(阪急が最初と言われているのは分譲住宅の供給であって賃貸住宅の供給は阪神がそれ以前にやっている)、宝塚線沿線の開発も何も阪急一社がやってきた訳ではなく、その事の一例として雲雀丘花屋敷を挙げるなど、2ヶ月の中山寺村主管長の講話(過去エントリhttp://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/20100625#1277419191参照)よりはまだまともな内容だった。
まあ、講演の最後は次のディスカッションのお題である「ではこれから阪急はどうすればよいのか?」という問題提起をして終了。
続いて『ええはがきコンテスト』の表彰式。写真部門と絵画舞台の2部門の最優秀賞の表彰が行われたが、受賞者に賞状を渡したのは勿論、私が拙ダイアリーで勝手に「オッサン」呼ばわりしている角和夫阪急電鉄阪急阪神ホールディングス代表取締役社長だ。白に近いライトグレーの涼しげなスーツに白のカッターシャツを着て、紺色のネクタイをした姿で、不遜……いや、その職責に相応しく威風堂々とした態度で壇上に現れた彼であるが、個人的には「小声では無いがぼそぼそと話す人だなw」という印象がついてしまった。でもまあアナウンサーや俳優・声優じゃないしそんなものか。
その後休憩時間を挟んでパネルディスカッションへ。進行役として再び茶谷氏が登場し、朝日放送エグゼクティブアナウンサー道上洋三、倉田薫池田市長、岡絵里子関西大学准教授、そして角のオッサンの4名がパネラーとして壇上に現れた。
まずは茶谷氏がパネラー4名に阪急との『縁』について尋ねた。道上洋三はやはり自他認める珍ヲタだけあって冒頭から半珍首位(ま、半珍はその後数日で首位陥落、また首位に立つも一日天下という非常にザマァwwwな事になる訳だがw)の簡単な祝辞を述べると、「坂井オーナー来られてますしね。」と、(たまには『坂井珍也』などと腐したりせずにきちんと書くか……w)阪神タイガースのオーナーである坂井信也阪神電鉄代表取締役社長・阪急阪神ホールディングス代表取締役が参加者席にいる事を明かした。(実は休憩時間に会場である大宴会場前のロビーにそれらしき人物がいて、「坂井珍也来てる!?(まあ来ていてもおかしくは無いが……w)」と思っていたら、やっぱりwww)他には、実は誕生日が阪急の開業日と同じだの阪急電車の車体色が綺麗だとか、そんな事を言っていた。
続いて倉田池田市長、道上アナが坂井珍也が来ている事を言った事に触発されたか、中川宝塚市長も来ている事を明かした。そして歌劇団の本拠地が宝塚ではなくて石橋ならよかったのに、でも逸翁美術館や池田文庫があるからまあいいやと戯言を言うと、実は大学時代の4年間石橋駅で駅ホームの学生バイトをやっていた事を明かした。
次いで岡准教授は、京都の友人に『阪急花子』と言われ、また彼女自身もそれを自認している程の阪急信者な沿線住民である事を語り、角のオッサンは池田市内の小学校(現・大教大附属池田小の事ですなw)に通っていた為小学校時代から阪急ユーザーだった事、入社後に乗務員として最初に配属された先が宝塚線だった事などを語った。
次に、「これがなければ阪急ではない」というお題でのディスカッション。まず岡准教授が電車の色もさることながら客の雰囲気、シートの色(後で茶谷氏から「ゴールデンオリーブ」との説明があった)など色々な意味でキレイだと言うと、それを受けてか道上アナ、「住む所を間違ったかな……。」という一言から話を始めた。彼曰く、同僚はじめとする朝日放送の社員で関西圏以外から来た人は、なぜか阪急沿線外の地価の安い所に住もうとしない。それだけ「安全」で「上品」なイメージがある(またそういうイメージを作り上げて来たという由の事も言っていた覚えがあるが失念)。ただし、阪急沿線でも必ずしもそうでない所があると。実際彼が暮らしていたのは阪急の線路に隣接していた住宅で、また大阪空港の近くだった事もあり、かなり騒音に悩まされたという。ほかにも豊中市内の駅前商店街で無名時代の桂小枝に会った話など、そういう「上品」なイメージとは掛け離れた下町も阪急沿線には存在するというギャップがあるが、そういった下町もまたそれなりの良さがあると語った。
次いで倉田市長は、沿線客が穏やかであるという話を、阪神本線での珍ヲタの所業と対比させながら語った。ただ同じ路線で繋がっている地域でありながら、メディアが「川一つで分かれる」事を難点として挙げていた。で、道上アナと二人でふざけて「『阪急新聞』作ったらいいのに。」というような事を言っていた。
そして岡准教授が阪急沿線は女性の力がすごくて関東にいる友人を始め沿線外の女性の人達から羨ましがられる事が多い事を話すと、角社長が、
小林一三は女性が大好きでしたからね。」
と意味有りげな一言。すると道上アナが、
「角社長も女性が大好きでしょ?」
と、かなり意味深な発言をして会場は爆笑の渦にw(もっともこのパネルディスカッション、道上アナと倉田市長のおかげで至る所で爆笑の渦が発生していたのであるが……w)皆それだけ「タカラヅカを有する組織だけにそのテの話が有っても何等おかしくはない。」と思っていたのかもしれない。(まあ、小林一三がいた時代は公娼・私娼の存在が当たり前の時代でもあった訳だが……。)すると茶谷氏がやや慌てた様子で、
「話変えます。」
と言って次の話題に……と文章を続けたいところだが、長くなりそうなので続きはまた次のエントリに持ち越すとする。(だってもう連れが早く寝ろって言うしwホント自分の文章構成力の無さを憎むよ……orz)