猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

モテと非モテとバーチャル駅長とメンズ館とハービスと

『ekiblo.』管理人ブログの最新記事、正直笑えない話なのだがどうにも笑いを誘うというか。
《人生初の「メンズ館」−編集部ブログ|阪急沿線口コミ情報サイト「ブログdeバーチャル駅長」 http://www.ekiblo.jp/hensyu_bu/15548.html
 一昨年、それまでのナビオ阪急から模様替えをして、「阪急百貨店メンズ館」としてオープンしたとき、入店ブランドのラインナップが高級ブランドやチョイ悪おやじな方が似合いそうなブランドばかりで、職場の男性陣と、「俺らみたみたいな低価格ブランド万歳な人間が行ったら、入り口で止められるんちゃうか?」と、冗談を言い合っていたほど、私からは縁の遠い存在でございました。
 阪急百貨店の建て替え工事の進捗にともない、百貨店本体の紳士服売り場がメンズ館へ移ってきても、少し敷居が高い感覚は変わらずでした。》
「職場の男性陣と、『俺らみたいな低価格ブランド万歳な人間が行ったら、入り口で止められるんちゃうか?』と、冗談を言い合っていたほど」「百貨店本体の紳士服売り場がメンズ館へ移ってきても、少し敷居が高い感覚は変わらず」って……ハービスOSAKA・ハービスエント造った旧阪神電鉄の立場はどうなるwww
てかこれ阪急電車の駅員・乗務員、或いは子会社の末端にいる従業員がそうのたまうとかいうんならまだ解るよ。でもこれ阪急電鉄の本社総合職の話なんだよなw月給幾らだよw(それでも派遣社員外食チェーン店舗の従業員よりかはマシだろうに……。)
つーかよ、阪急中枢に近い所から既にこういう声が出てきてるんだから、いい加減角のオッサンは『小林一三モデル』が当の昔に死滅してしまった事を認めたらどうなんだ?w
それはともかくとして、その「阪急メンズ館とは縁が遠い」とのたまっていた『ekiblo.』管理人であるが……、
http://www.ekiblo.jp/hensyu_bu/15548.html
 しかし、
 最近バーチャル駅長の皆さんにチヤホヤされ、色気づきかけている私、
 ついにメンズ館デビューしました!! 》
との事。何この非モテ感バリバリの文章……哀しくなってくるわw
とは言えそのオチは、
http://www.ekiblo.jp/hensyu_bu/15548.html
 すいません。
 デビューしたと言っても、眼鏡屋さんで、
 レンズ込み7,990円の眼鏡
 を買っただけです。。。
 エスカレータを登る途中に見える「アルマーニ」やら、なんやらのブランド系のお店にはやはり縁が遠いままのようです。》
……さよかw(何この2chな「草を生やす」以外の文末表現w管理人絶対このダイアリしょっちゅう見てるだろ?w)
まあ気持ちは無茶苦茶わかる。私が阪神子会社にいた時代に自分の勤務先であったハービスOSAKA・ハービスエントに対して抱いていた意識がそうだったから。
とはいえ「俺らみたいな低価格ブランド万歳な人間が行ったら、入り口で止められるんちゃうか?」という冗談は言わなかったし、同僚達もそうだったかな(言ってたかもしれないけど)……まあ警備の仕事だった事もあるしなw
ま、当時の私は勿論憚りなくちょくちょくハービスで買い物していたなwただし高級ブランドの店じゃなくて今は無きPLAZA(開業当初はソニープラザ)ハービスエント店とか、生活の木とか。ブーランジェリーブルディガラにも何度も行った。そしてあの頃の私は科学的に何等根拠の無い「いい事」を馬鹿にしつつも好意的に近付いていた。前の連れと出会い、別れたのもその地。今となっては懐かしい、しかもほろ苦い思い出だ……(笑)
追記:まあ、結局は自分が何に価値を見出だすのかという話になる訳な。
上記『ekiblo.』管理人ブログの記事を見た元バーチャル駅長ゆかり氏のツイートには、
http://twtr.jp/user/yukarilakkuma/status/18847930369
 理ラックマさん(※注:ゆかり氏の夫)も5000円の眼鏡買ってるし・・・理系クンってほんとファッションにお金かけないんだよなぁ。。。こんな時間に笑いすぎてお腹痛い。<編集部ブログ》
とあったが、その後私が管理人ブログにコメントしたところこんなコメントがかえって来た。
http://www.ekiblo.jp/hensyu_bu/15548.html#comments
 >> 猫轍守衛さま
 良いものをこだわるジャンルは人それぞれでしょうね。ファッションだったり、家電だったり。
 私の場合は懐に余裕があれば、ブランドスーツが何着も買えるお値段のデジカメを1台買っておしまい。
 しかし、普通の方はファッションやインテリアなど衣・食・住に投資をする方が圧倒的に多いでしょうから、それに応えるのがハービスやメンズ館などのこだわりショッピングセンターの存在ではないでしょうか。
 編集長 【2010-07-20 00:51:45】》
うーむ。確かにごもっともだが、少し前はてブに挙がっていた内田樹氏のブログの記事と合わせて読むと色々考えてしまう……。
《そんなことを訊かれても‐内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/2010/01/08_1532.php
 私たちの社会では、だいぶ前に「消費行動を通じてはじめて『自分らしさ』は基礎づけられる」ということがルール化された。
 どんな家に住み、どんな車に乗り、どんな服を着、どんなワインを飲み、どんな音楽を聴き、どんなレストランで飯を食うか・・・といった一連の「商品選択の偏り」のことを「アイデンティティ」と名づけることにしたのである。
 ブルトンの言い回しを借りれば、「私が何ものであるか」は「私が何を買ったか」によって定まることになった。
 「消費を通じてしかアイデンティティは基礎づけられない」というこのイデオロギーの脅迫の下で、人々は必死になって消費に励んだ。
 中には借金をしてまで「自分らしさ」を誇示できる商品を買うものさえいた。
 けれども、さすがにみんなも疲れてきた。
 そして、「消費に使う金が十分に用意できない」と泣訴する人々が登場した。
 消費行動がとれない人間はアイデンティティを持てないなら、消費行動を通じて「自分らしさ」を表現できない人間は「私はまだ『私』になっていない」というねじれた自己規定を強要されることになる。
 「ひきこもり」とか「ニート」と呼ばれる非活動的な諸君は、おそらく「私はまだ『私』になっていない」というふうに自分自身をとらえているのではないかと思う。
 金がないから。
 (中略)
 「自分らしさは消費行動を通じてしか基礎づけられない」というイデオロギーは、狂躁的な消費行動を賦活する一方で、「自分自身の現在のありかたにアイデンティティを認めない」亡霊のような人々を組織的に生み出した。
 彼らをどうやって「人間」に戻すか。
 それが喫緊の社会的課題なのである。》
……いや、これもまたごもっともなので特に考えるまでもないかwただこの後で触れられている日本社会で急速に進んでいるわずかな上流層と多数の下流層への『二極化』の話は、そもそも近代〜現代日本社会の中流層が所謂『日本人』がそうでない人達からの搾取を大々的に始めた事によって得た冨を背景にして登場した事を考えるなら、それを改めるなら元の木阿弥になるまでの話でしかなく「だから何?w(糞ジャップ小日本倭人なんか全員氏ねw)」という話にしかならない。
まあ内田教授も引用先のブログの記事で社会がこんな状態にある日本は「前代未聞・空前絶後」の状態だとして匙を投げてしまっている感がするが、私に言わせればそれこそ内田教授の本のタイトルをお借りして言うなら、そんな日本など所詮世界の『辺境』でしかなかった訳だし別に元から無くたって世界は困らないんだから、後は成るようになって関西財界・日本プロ野球球界の『辺境』でしかなかった阪神同様に前代未聞の終焉迎えたらいいんじゃないの?wと思うがなー。(←大暴言)