猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

一旗揚げようと自分の知らない所へ行って奮闘したら壁にぶち当たったり、身内から有名人がでちゃったり、皆さん何かと大変ですね(棒)

一昨日と3日前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/mobile?date=20090823#1251021866http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/mobile?date=20090824#1251104787)で「B'zの稲葉サンで地域振興ってぶっちゃけどーよw」な内容の文章を書いた。
3日前のエントリはid:HALTAN氏に話を振ったところ氏からのトラバを頂いた。(先日はこちらの携帯電話の調子が悪くて詳しく見る事ができなかったのですが後で見れました。)
《「街興し」「地域興し」は要らない。‐HALTANの日記 http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/mobile?date=20090824§ion=p2
 ・・・『B'z津山ライブ』ねえ・・・。言わずもがなですが「興行」はお金も掛かるし何かと面倒くさいからなあ・・・。
 (中略)
 持ち出しでチケットを買わされたり面倒くさいことになりそうですねえ・・・。
 (中略)
 例えば北海道大学准教授の中島岳志とかいう人はこんなことを言っている。
  今後地方分権が進み、基礎自治体に様々な問題が降りてきます。だからこそラディカルデモクラシーが目指す、顔の見える範囲での直接民主主義的な要素を育てる必要がある。 例えば熟議デモクラシー。様々な人が集い、様々な議論をして問題解決を図っていく。ハーバーマスの言う「生活世界」でのコミュニケーションから立ち上がってくる合意形成のプロセス作りですね。
  核心は他者との葛藤に耐えることです。異なる他者、彼・彼女と折り合いをつけ、どこを落としどころとするのか。そこで妥協しあってはじめて社会はよりましな方向に向かいます。ファナティックな感情を排し、他者との葛藤に耐えながら合意形成することが大切です。
  ネオリベラリズムで破壊されるコミュニティ 保守も革新も根拠地からしか立ち上がれないはずだが 中島岳志さん Actio1278号 2008年10月25日発行)
  http://www.actio.gr.jp/2009/02/09094410.html
 要するに「地域が頑張れば何でも出来る!」という例のアレですが、ホントかな〜? 上述のような「中途半端に知ってるが故の遠慮」問題を考慮すると、自分にはどうしても「顔の見える範囲での直接民主主義」で「他者との葛藤に耐えながら合意形成」なんて、そんなことが出来るとはとても思えないのだ。中島のような「学者」たちの議論はいつも抽象的でどうとでも取れるものでしかないので、もう少し具体的なところに落とし込んでいこうか?
 ■例えば「みんな」で「合意形成」した結果、「街興しで『B'zライブ』をやろう」となったとする・・・だがその計画は明らかに数百万単位の赤字(持ち出し)を生む無謀なもので、更に個々人がチケットの買取まで飲まされて、おまけに「警備補助・交通整理など」のボランティア(タダ働き)のノルマまで負わされるものだったとして・・・。これ、いったん決まってしまったものに反対するのは相当に勇気が要ると思うよ。何より「みんな」で「合意形成」した結果なんだから従え、と言われたらもう反対できない。・・・なんで「たかが」街興しで持ち出しやらタダ働きやらのノルマをワシらが負わにゃならんのや?
 ・・・これは反対の事例もいえる。仮にそれが、上手くやれば成功間違いなし、やらない手は無い! という事業であったとして、「みんな」で「合意形成」した結果、「やらない」となる場合だってある。「くそ〜、やれば絶対に成功すんのになあ!」というものでも「みんな」が「やらない」と言ってるんだから、出来ない。・・・これ、どう「合意形成」せいっちゅ〜の?
 ■仮に頑張って「B'zライブ」をやったとして、関わった人たちみんなに本当に「団結感」「一体感」は芽生えるだろうか?(→「街興し」「地域興し」をやると様々な葛藤と試行錯誤と協力を経て地域みんなの信頼関係が深まる! というロジックを使う「学者」は沢山いるよね)・・・自分は逆だと思う。「(「信頼関係」が芽生える)『コア』となった人たち」と「そうでもない人たち」の温度差がかえって浮き彫りになり、地域内に段差が出来るだけじゃないの? 「学者」はすぐに限界集落などの相互扶助の関係を称揚するけど、あれは全体の空気の意に添わない者を「村八分」にする恐ろしく苛酷な人間関係の裏返しでもあるのだ。》
これは冗談抜きにHALTAN氏が指摘されている通りだったりする。「『顔の見える範囲での直接民主主義』で『他者との葛藤に耐えながら合意形成』」を試みたが「その地域の方向性を決めている組織」の実態にに失望して反発したりすると『村八分』にされてしまうという(ましてその組織が顔役による統治がされていようものなら尚更)状況に近い「恐ろしく苛酷な人間関係」に会ってしまったというのを皮肉にも例のB'zライブ嘆願書を出してる会社の社長が経験している様でして。
《津山青年会議所を退会しました!!‐津山で頑張る!!AJG社長のブログ http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=active-japan&articleId=10188068955&blockNum=3
 私が津山青年会議所に入会した新会員のとき、某不動産屋の方が委員長でした。そうした繋がりから、自宅購入のために、土地の仲介をお願いしました。
 その時に、本来重要事項説明に当たるところを一切説明されることはありませんでした。
 私は、町内会に追加金70万円を支払うこととなりました。そのことを仲介者へお伺いをしましたところ、私が関知するところではない、関係ないと一切修正しようとは動いていただけませんでした。
 仕事とJCは別々とは思いますが、ここからが一番ひどいところです。JC内にて、在らぬ噂や委員長という立場を利用したイジメが始まりました。
 このようなことをする人たちが、青年経済人と言えるのでしょうかと思える行為でした。またその行為を間違っていると誰も、どの役員も言わない風潮でした。
 その後、話し合いが持たれ、和解となりましたが、和解したにも関わらず、JC内でのイジメは更に続き、加熱した程でした。
 和解という意味が理解出来てなかったのでしょうか、それとも新会員にやられたと悔しさの表れだったのでしょうか?ともかく、人間的に低レベルな委員長でした。
 余分な70万円を支払わせておいて、知らん顔しているのですから、不動産業者としてのモラルを疑うものです。
 そうした委員長の存在がありましたので、反骨精神で、上を目指すことにしました。
 いろいろな誹謗中傷が何年と続きましたが、各事業を順調に成果を上げて、委員長から室長へと六役入りも果たしました。六役に入り、本当の津山青年会議所が見えました。
 その津山青年会議所が見えたときに、改革をしないと大変なことになると感じました。
 しかし保守的な役員の方々の前では、また大きな壁ばかりでした。》
で、結局この社長はこのままではやってられず本業に支障をきたすと考えその後「会合を4回休んだら自動的に退会」という規約を利用して退会したそうだ。この件は冗談抜きに「これはひどい」な「DQNな地域のまとめ役による典型的な『よそ者』排除の話」なので興味ある方はリンク先を読むべし。ま、津山青年会議所に限らずしがらみと年功序列がモノをいうのはどこもだが、そのトップがあまりにもアレだとねぇorz(ちなみにこの社長のブログ、その後一気にアクセス数が増えたらしい。)ただこの社長津山商工会議所の方は退会していない(http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=active-japan&articleId=10287886721)ので、私がはてブで書いた「開催準備や資金の問題は商工会等の手を煩わせない方向で行う気なのかもしれない」という趣旨のブコメに対しHALTAN氏が書かれた、
http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/mobile?date=20090824§ion=p2
 だとすればそれはそれで問題ですよねえ。「そもそも津山市民は『B'zライブ』なんか望んでるのか?」もよく分からないですし。札幌の某祭りみたいに誰も望んでいないものを地元に押し付けて主催者の知名度だけが上がる、となりかねない。》
というような事にはならないとは思う。(しかしこの人思いっきり津山市やその取り巻きによる『町興し』に参加してるな……。→http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=active-japan&articleId=10288260897及びhttp://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=active-japan&articleId=10327168059参照)
まあもし嘆願どおりにB'zライブ実現となれば、多分商工会議所とか市や市の外郭団体辺りが何らかのアクションを起こしそうな悪寒がするwなにしろ津山商工会議所メンバーの某老舗和菓子屋(『津山商工会議所 会員早引き帳 ☆デザート・お菓子☆』http://hakase.co.jp/cci_hayabiki/jenre03_1.htm)の社長が黙ってないだろうからwなにしろ実弟が「故郷に錦を飾る」為に帰ってくる&『ホルモンうどん』の宣伝が出来るとなれば尚更wちなみにそのB'z稲葉兄、今年の6月に放送されたTBS『ひるおび!』の取材でこんな事をいってたらしい。
《ホルモンうどん | ひるおび! 2009/06/29(月)12:00 | TVais テレビ番組の情報サイト http://www.tvais.jp/html/2009_06_29/it_2035928/?PHPSESSID=799bfon2pe9hfcv02fkoubfne3
 また、彼ら座った席の近くには、「ホルモンうどん研究会」の副会長が。彼は「ホルモンうどん」について、
 「昔はホルモン焼きを食べた後のタレを使ったシメのメニュー」
 と説明。説明を聞いたアナウンサーは
 「ホルモンうどんの味を『一生忘れられない味』と言ったスーパースターがいると…」
 と彼に質問すると、彼は
 「弟のことかなぁと…」
 と言って笑みをこぼしていた。何と彼の弟は有名音楽ユニットの一員なのだという。副会長は「ホルモンうどん研究会の歌」の製作依頼をしたというが、
 「いまだに連絡がきません…」
 と笑っていた。》
ホルモンうどんもその和菓子屋の主力商品も普通においしいのに(一昨日のエントリで邪険にして取り上げた『榕菴ぼーろ』は主力商品ではないが普通においしかった。)、こういうのを見てると「何か色々と大変だねぇwまあ頑張りんさい(棒)」という冷めた気分でヲチしたくなるのは何なんだろうな……。