猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

惨軽のせいでJR西日本山崎正夫のイメージがますます「ダメオヤジ」になっちゃうじゃねーかw

あああああ!www惨軽!wこんなのMSN産経ニュースに載せたらダメだろw夕刊フジZAKZAKに載せるとかいうのならならまだ解るけど……。まあ、惨軽は記事の中身の程度が知れている上に記事使い回し当たり前だからこういうのは日常茶飯事かw
けどこれ、惨軽の読み物記事という事を差し引いてもいろいろな意味で哀しくなる記事だよなw鉄道会社も所詮上層部は「どこにでもあるよくありがちな話」が起きてる訳で。
《【JR西社長起訴】連載・捜査の「力」(上)「すべてが後出しジャンケン」- MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090708/dst0907082256010-n1.htm
 JR西日本社長、山崎正夫が周囲に弱音を吐くようになったのは、昨年秋、神戸地検の度重なる聴取を受けてからだった。睡眠薬が手放せない日が続いた。神戸地検が自宅を捜索した今年5月には妻が体調を崩し、山崎自身も酒をあおって無理に午後7時に就寝することも珍しくなくなった。》
山崎……同情しちゃダメだ、同情しちゃダメだ、同情しちゃダメだ……(`;ω;´)ブワッ
この記事によると山崎の哀れなエピソードは他にもある。これは今回の起訴の決め手となったJR東西線開通に伴う事故現場近くの福知山線のカーブ付け替えを行った当時に社長だった井出のご機嫌を崩したくないが為に山崎がやった事らしいが、
《社内でささやかれる逸話がある。あるとき、山崎が井手と2人で東京出張から戻る途中、乗っていた新幹線が大雨のため立ち往生した。2人きりで何時間も過ごさねばならないと思った山崎は、JR東海の知人に電話し「何とか動かしてくれ」と懇願したという。》
山崎、旧国鉄時代のツテを頼って……ムリなもんはムリだって解ってて出た行動なんだろうけど。(電話受けたそのJR東海の中の人からしたらいい迷惑だったのではw)てか井手って……(`;ω;´)ブワッ
そして、山崎は子会社出向の身に……。
《それが直接影響したわけではないだろうが、山崎は10年、駅の清掃などを手がける子会社に転出させられた。当初こそ仕事が嫌で悩んだが、親会社の発注しか受けない内向きな企業体質を変え、得意先を広げて社員のやる気を引き出した。》
因みにその子会社というのが、ジェイアール西日本メンテックという会社。JR西日本エリアの駅で灰色の上着着て清掃やってる人達のいる会社と言えば判る人も多いか。因みにJR西の清掃担当にはもう一つ、青色のハンチングベレーを被って駅構内を箒とちり取り持ってウロウロしている『鉄道むすめ』でネタにされた(http://tetsudou-musume.net/character/06_haruka.html)『アズクルー』という名称のスタッフがいるが、そこもこの会社の人達だ。(恥ずかしながら私は長らく別のJR子会社の人達だと思っていた。)しかしこの会社、公式HP見る限り「なんでも屋」と化してるなw(http://www.j-maintec.co.jp/
で、『4.25』後にJR西に呼び戻され副社長を経て社長の座に着いた山崎は勿論後継者選びも欠かさない訳で、
《すでに次期社長の有力候補で井手派とみられた副社長を子会社へ転出させた。技術畑を歩む幹部社員を後任の副社長にすえ、自身と同じく子会社から戻ったもう1人の副社長は、新設の副会長で処遇している。
 山崎は周囲に「2人を競わせてどちらかを社長にする」と打ち明けたという。4年以上に及ぶ捜査が圧力となり、“脱・井手商店”が進んだのか。山崎と距離を置く元幹部は「中継ぎで登板したはずの山崎が、いつ辞任しても影響力を残す体制を整えた」と話した。》
その副社長と副会長というのが、先日の会見時に山崎の両脇にいた二人。以下はそれに関する神戸新聞の記事。こちらによると有力候補にはもう一人いたみたいだけど。
神戸新聞|経済|JR西社長辞意表明 後継に有力候補3人 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002108386.shtml
 候補とみられるのは、グループ全体の安全体制強化や大阪駅再開発などに当たる佐々木隆之副会長(62)、山崎社長と同じ鉄道・技術畑で安全性向上を所管する西川直輝副社長(58)、総合企画本部を所管し社内変革を受け持つ真鍋精志副社長(55)。佐々木、西川両氏は8日の会見でも山崎社長の左右に座り、社長自身も2人を「後任候補」と認めた。
 山崎社長は経営の3本柱に「遺族・被害者対応」「安全性向上」「会社体質の変革」を掲げ、3人ともこの3項目を担当しながら昇格を重ねた。》
まあ、結局は年功序列で次期社長は佐々木氏になったようだが……。あれ? 「二人を競わせて」とか言っときながらもしかして結局出来レース?wって、部外者である私が知った事じゃないかw
神戸新聞|社会|次期社長に佐々木副会長 JR西日本が正式決定 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002111236.shtml
 JR西日本大阪市)は10日午前の臨時取締役会で、尼崎脱線事故で在宅起訴された山崎正夫社長(66)が取締役に退き、佐々木隆之副会長(62)が新社長に就く人事を正式に決めた。8月31日付。会見で佐々木次期社長は「被害に遭われた方への対応や安全性向上、社内変革の三本柱を引き続き経営の中心に据え、信頼回復に取り組む」と述べ、山崎社長の変革路線を継承する考えを示した。
 また事故当時の会長、南谷昌二郎氏(68)と社長の垣内剛氏(65)との顧問契約を8月1日付で嘱託に切り替えるほか、元会長で子会社顧問を務める井手正敬氏(74)との契約も7月末で打ち切る。山崎社長は「私と歴代社長3人は事故の責任を感じなければいけないと申し上げてきた」と説明。井手氏について「基本的にJR西グループと縁を切ることになる」とした。》
井手はついに完全に干されるみたいだが……。ただ山崎、上記の惨軽記事によるとこんな言ってるがどーよ? と思ってしまう。
《JR子会社から安全対策の実績を買われ社長に就任して以降、精いっぱいやってきた自負があるだけに、自らの刑事責任を問う声に合点がいかなかった。「おれは結果的にばかをみたのか」と周囲にこぼすこともあったという。
 捜査が自身に及んだ一昨年冬ごろ、山崎にはまだ余裕があった。経営トップの立件ありきと地検の方針を見定め「非常識な捜査だ」と言い放ったこともある。関係者には「すべてが後出しジャンケンだよな」とこぼし、こう持論をぶった。
 「事故現場のカーブが急角度に付け替えられた平成8年当時と今では安全に対する価値観が違う。『なぜATSを設置しなかったのか』と何度も言われるが、当時の常識では設置する設備ではなかった。おれは何も悪いことはしていない」》
うーむ……。結局これはどの職種のどの企業にま言える話なんだけど、皆「法で義務付けされてないもの」にわざわざ金かけようとはしないからなあ。それでもこの人は「制約の多い中でやるべき事はやったし、そうせざるを得なかった。」という認識だろうし、多分この考えを変えないだろうな。
今頃言っても仕方ないんだけどもし井手や南谷が福知山線新三田以南の区間ATS-P設置の号令を出していれば……と思うが。てかやっぱり井手が起訴されないのってどーよ!? だよな。