猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

南タン、株主総会で吊し上げられるの巻

一昨日開かれた今年の阪急阪神株主総会は、角社長への球団オーナー就任要請がまた出るかと思いきや、球団社長南タンが吊し上げにされた模様。
《株主の“お叱り”に阪神球団社長が謝罪/タイガース/デイリースポーツonline http://www.daily.co.jp/tigers/2009/06/18/0002031796.shtml
 虎のダメ助っ人には、株主様もお怒りじゃ!阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が17日、大阪市内で開かれ、株主から経営陣への質問で、阪神球団のスカウティングに厳しい“お叱り”の声が上がった。特に自前獲得した外国人野手が不調続きの件について「ハズレばっかり獲っとる」との追及が…。これには同HD取締役の南信男球団社長(54)も反論の余地なく謝罪した。
 ◇ ◇
 阪神球団が、このお叱りを避けて、今年の株主総会をシャンシャンで切り抜けるのは当然無理。阪急、阪神の両電鉄関連の質疑が続いた総会だったが、終盤に、やはり飛び出した。
 質問に立った年配の株主男性が、現在、球団にとって最も耳の痛い問題点に斬り込んだ。
 「タイガースが低迷してますが、去年の外国人はダメ。今年はもっとダメ!慌てて獲ったブラゼルは活躍してますが、ワケ分からん。ハズレばっかり獲っとる。新人を含めてどういうポイントでスカウトをしてるのか」
 バトル、クルーズ、ペレス、キンケード、フォード、メンチら、自前獲得した外国人野手の失敗が続いている。さらには新人ドラフトもパッとしないことにも剛速球での追及だ。
 これには、壇上で回答に立った南球団社長に反論の余地なしだった。
 「本当に現在ふがいない成績で、ご迷惑をおかけしております。本当に外国人も新人も失敗ばっかりで、外れてばっかしやないかと言われたら、それにお答えするものを持ち合わせておりません。真摯(しんし)に受け止め、来シーズンに向けて検討してまいります」
 阪急との経営統合以前は、阪神電鉄株主総会でタイガースに対する厳しいゲキが飛び出すのが名物だったが、ここまで具体的に急所を突く質問はまれ。終了後、南球団社長は「特に外国人は結果が出てるし弁解の余地がない。獲得方法なども見直す必要がある」と話した。今後、編成面の改革が厳しく進められることになる。》
「統合前の阪神電鉄株主総会ではタイガースに対するゲキが名物だった」しかし「急所を的確についた質問はその時代でも稀」……旧阪神電鉄サイドの株主、統合前から相変わらずというか……。
 阪神を傘下に収める阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が17日、大阪市内で行われた。同HDの取締役も務めている南信男球団社長(54)が株主から批判され、謝罪する場面があった。
 「最近、タイガースが低迷してます。まず外国人がダメ。新人を含めて、どういうポイントで補強しているかをお聞かせ願いたい」と3983人の出席者の中から、阪神ファンを自任する中年男性が声を上げた。壇上の南社長は「ふがいない成績で大変申し訳ない。そういう声を真摯(しんし)に受け止め、来シーズン以降に生かしたい」と答えるしかなかった。総会後、坂井信也オーナー(61)=阪神電鉄社長=は「結果がそうやから…。南君の答えた通りです」と重い口調だった。》
坂井珍也も言葉が出ないようでw 
個人的に面白かったのは産経ZAKZAKの『ダメ虎に株主ブチ切れ大荒れ!経営陣も“火ダルマ”』(http://www.zakzak.co.jp/spo/200906/s2009061802_all.html)の記事。暗黒時代再来、球場も閑古鳥が鳴いていると断じた上で、2000年代以前の阪神株主総会と現況についてこう記述する。 
株主総会で熱狂虎党株主がファン根性丸出し、市民感覚のイチャモンをつける光景は、かつてのタイガース低迷時代における6月の風物詩だったが、それがチームの不振でまた復活したのだ。
 阪急阪神HDも業界の例にもれず、不況の影響が降りかかっている。ところが個人株主からは、財務面に関するツッこんだ質問は一つもなく、いつのまにかタイガースの話題となり、株主席から拍手が起こるあたり、まさに暗黒時代再来だ。
 阪神球団の収益規模自体、阪急阪神HDの傘下全体の約40分の1ほどで、グループにとってタイガースはあくまでシンボル的存在。しかもコンスタントに利益を出しており、不採算事業ではないはず。チームの黒星が先行し、“赤字”がかさめば、株主からの厳しい追及も仕方がないか。
 阪神・坂井信也オーナーは、「それだけ関心を持っていただいているということはわかっている…。外国人選手がうまくいっていないというのも事実ですからね」と理解を示したが…。
しかしこのZAKZAKの記事にあった以下の話だが、
《また別の株主の男性からは「阪急と阪神経営統合前は阪神電車の株主として優待で阪神戦のキップ(入場券)をもらっていたが、それもなくなった。どうなっているのか?」との質問が飛ぶと、他の株主からも同調する声があがり、経営陣は対応に冷や汗だ。》
……つーかアンタら、阪急阪神HD発足直前に統合に伴い株主数増えたのを理由に甲子園球場株主優待廃止するって正式にアナウンスされてた筈なのに、忘れてるというか聞いていないんかい!!www
そりゃ、こんな株主ばっかりだったから、かつての阪神電鉄のお偉方も自社株上昇の理由を『ご祝儀相場』としか捉えられなかった訳だ。そういやWikipediaの『阪神電気鉄道9300形電車』の項にこんな話がある。 
車体塗装は、従来の赤胴車とは異なり、5500系の塗装に対応させた上部「プレストオレンジ」下部「シルキーベージュ」のツートンカラーとされた。「プレスト」(Presto)とはイタリア語の演奏記号「極めて速く演奏せよ」の意味である。しかし、この上部「プレストオレンジ」下部「シルキーベージュ」のツートンカラーに床下機器の黒の取り合わせが、阪神タイガースの長年のライバル球団である読売ジャイアンツのチームカラーそっくりであったことから、阪神タイガース保有する会社の電車が、読売巨人軍をイメージさせるカラーリングというのはいかがなものか」と物議を醸し、2001年に行われた阪神電鉄株主総会でも問題となったほか、挙句の果てには、鉄道もプロ野球阪神ファンである鉄道評論家の川島令三の著書にまで取り上げられた
阪神あってのタイガース タイガースあっての阪神」どんなにウザがられようがいつまで経っても珍ヲタ株主はこれがデフォ。