猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

岡田柿衞は作り酒屋の人

柿衞文庫の事書いてて思い出した。
岡田利兵衛の実家はは伊丹の酒造業者だったとか(まあ利兵衛がそこの当主だった訳だが……)。 
以下Wikipediaの『岡田利兵衛』の項目から。
《岡田 利兵衞(おかだ りへえ、1892年-1982年6月5日)は国文学者。号は柿衞。兵庫県伊丹市生まれ。聖心女子大学名誉教授。伊丹市名誉市民。
 江戸時代より続く酒造業を営む岡田家に生まれる。京都帝国大学国文科卒業。梅花女子専門学校、聖心女子大学で教鞭をとる。》
伊丹酒造組合のHPにもこう記述されてる。
《伊丹酒造組合(大手柄酒造の項)http://itamisake-kma.jp/ootegara.html
企業合同に参画した5軒の酒造家は何れも古い歴史を有し、中でも享保2年(1717年)創業の岡田家は鹿島屋利兵衛を祖とし、酒米問屋から発し文政年中(1818〜1829)より今津郷にて3蔵を有し、すべて江戸積み銘酒として「一陽・八重・清竹・東雲・飛竜」の印で出荷、明治に入り岡田正造が伊丹で「富貴長」、今津で「福注連」の商標を用いていた。岡田利兵衛は岡田正造を継ぐ。》
 
因みに、江戸時代、伊丹産の酒を『伊丹諸白』と言っていたらしい。
で、手持ちの古い古語辞典(福武書店『福武古語辞典』井上宗雄・中村幸弘編、1988年刊……ベネッセになった今でも辞典類出しているんだろうか?)によると、
いたみ‐もろはく【伊丹諸白】[名](諸白は上質の酒の意)
 (1)→いたみざけ。(*1)
 (2)「伊丹」に「痛み」をかけ、痛み入る意を洒落ていう語。
とある。
うわ寒っ!!!!!!と言いたい所だが、酒酔いで失態起こす奴の例を揚げたらキリがないのであながちそう言い切れないのが何とも……。
「滑って転んで(ry」よりは微妙にレベル高いか?w(な訳ないかw)
  素転倒(すってんとう) 昔昆陽酒 今豊後
  酔うに酔われず 目覚めるばかり
豊後は梅とかけた(ボソ)……失礼致しました!
(*1)言うまでもなく伊丹産の清酒の事。