猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

2014年阪神電鉄「新年の顔」となった藤波と次期社長が決まった「阪急」はこの先生き残れるか?w

当ダイアリーの年末年始のエントリ、今までならもう少しそれなりのタイミングで阪急阪神の初詣&十日戎ポスター及び阪急電鉄フリーペーパー『TOKK』1月1日号表紙&阪神電鉄フリーペーパー『ホッと!HANSHIN』1月号表紙ネタを投下していたのだが、まあ昨年の阪急阪神ホテルズの組織的な大やらかし、それも6年振り2度目の食い物絡みの不祥事で社長のクビがふっ飛ぶ顛末*1を迎えた事件が起きた事で、阪急創始者小林一三の「名声」が出来上がった頃から何だかんだいって関西圏や鉄道関係方面で一目置かれていた「阪急」に対し、まあ元々阪急阪神発足以前から実力ナシ何故か人気だけアリの馬鹿球団に企業イメージ左右されていた「阪神」を改めて馬鹿にしてヨシな世間認識がリッツ・カールトン大阪での食材偽装発覚によって再構築された事に加える形で「ああ、『阪急』ももう馬鹿にしても怒られる事はないんだなwww」という世間認識がやんわりと形成されたようなので、当ダイアリを「アンチ阪急阪神」のノリで始めた部分があった自分だが思わぬ形での阪急阪神系企業の自爆により勝手に大願成就となった今、恐ろしく清々しいほど「阪急阪神」への興味が消え失せている状況という事もあり、多分次の年末年始はもう阪急阪神の「新年の顔」ネタのエントリは書く事は無いだろうと思っている。
と言う事で、2014年阪神電鉄の「新年の顔」になったのは、何だかんだいって実力ない筈の阪神タイガースが昨年リーグ2位になっちゃったのに貢献したルーキー藤波晋太郎。

阪急阪神発足後に始まったタイガース選手起用の十日戎ポスター及び『ホッと!HANSHIN』1月号表紙に起用されたタテジマ戦士はその後阪神球団にいるうちはいまいちどうもな事になるジンクスがどうも出来上がりつつある感じになっている状況で、彼が今後どうなるかは少し気になるところw

因みに阪急の「新年の顔」はヅカ劇団員の美園さくら(上の写真左)。昨年宝塚音楽学校を首席で卒業して歌劇団の正式メンバーになったばかりの人だそうで、まだ配属される組が決まってないのか組名の記載がない模様。

それはそうともう1ヶ月前のネタになってしまったが、阪急電鉄の次期社長に現専務の中川喜博氏が決まったようで、それに伴い現社長の角のオッサンは電鉄会長昇格と相成る模様。

神戸新聞NEXT|全国海外|経済|阪急電鉄社長に中川氏
阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪急電鉄は3日、角和夫社長 (64)が来年3月で代表権のある会長に退き、中川喜博専務(60)が 新社長に昇格する人事を発表した。角氏は阪急阪神HDの社長は継続。

ことし4月に大阪駅北側「うめきた」に グランフロント大阪がオープンするなど、阪急電鉄が関わる大型事業に区切りがつき、財務体質も改善したため、新体制に移ると説明している。

阪急阪神ホテルズが食材虚偽表示問題を起こし、関西経済連合会副会長の角氏は財界活動を自粛しているが、今回の人事との関係はないとしている。

まあ阪急電鉄としては「うめきた」こと梅田貨物ヤード再開発が紆余曲折の末一旦区切りがついたし不発に終わった宝塚ガーデンフィールズ跡地の再利用も取り合えず目処がついたしで、社長交代させるには丁度いいタイミングじゃないのという事なんだろうと憶測出来るが、しかし角社長、関西テレビあるある大事典』データ捏造事件の時すら財界での活動を自粛した様子が無かった(まあ時期的に自粛するような状況に無かったのかもしれない)のが、新阪急ホテルの食材偽装発覚に端を発したリッツ・カールトン大阪も含めた阪急阪神ホテルズによる一連の不祥事では財界での活動を自粛した所を見ると、やはりそれだけ例の食材偽装事件の影響が「阪急阪神」ひいては「阪急」そのものの企業イメージにかなりのダメージを与える形になった事の証左になっていると見てよいかとwまあその件の責任負う形で辞任した出崎阪急阪神ホテルズ前社長がホテルズ社長就任前に宝塚歌劇団関連の阪急阪神子会社の社長やってた件を週刊文春がネタにしたという事もあったしw
で、こういうニュース記事に付きものなのが人物評とインタビュー。

神戸新聞NEXT|経済|人…阪急電鉄の次期社長に内定した中川喜博さん
穏やかな表情が引き締まった。経営課題として真っ先に挙げたのは、同じ阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪急阪神ホテルズで発覚した食材偽装問題。「お客さまの信頼を裏切るようなことがあってはならない。信頼回復にグループ一丸となって取り組む。それは鉄道会社を中核とするグループの使命だ」

慶大を経て1976(昭和51)年に入社。鉄道事業部門や宝塚歌劇事業を歩む中 で、「沿線に育てられた会社」という信念が培われた。公共交通機関の存在意義を身をもって実感したのが、阪神・淡路大震災だった。

当時、神戸線の運輸課長だった。950 人を束ねる現場の長として全線復旧まで寝食を忘れて業務に打ち込んだ。「2〜3年分の仕事をした」。5カ月後、運転再開の試験走行に立ち会っていると、「マンションのベランダから手を振る住民の姿が見えた。胸が熱くなって」としみじみ。

実力社長の角和夫氏(64)からバトン を託されたのは、偽装問題に揺れる11月中旬。「バランス感覚に優れている」というのが角氏の評。目指すのは、「和」の経営だ。「事業部ごとに優秀な人材が多い。 それぞれが力を発揮できるようチームワー クを重視したい」ときっぱり。

宝塚歌劇団のように住民の生活が豊かになるような新たな事業をつくり出して、 地域に貢献していきたい」と意気込む。趣味は読書とゴルフ。「どちらもストレス解 消に欠かせない」。大阪府豊中市出身、在住。1男1女は独立し、母と妻の3人暮ら し。60歳。現在は専務で、社長就任は来年3月1日。(記事・桑名良典、写真・三浦拓也)

神戸新聞NEXT|経済|阪急電鉄 新社長内定の中川氏に聞く
阪急電鉄の社長に来年3月1日付で就任する中川喜博専務(60)に抱負と課題を聞いた。

阪急阪神ホールディングス傘下の阪急阪神ホテルズで食材の虚偽表示が発覚するなど、難しい時期の後継指名だ。

「お客さまに心配を掛けている。ブランドの信頼回復にグループ一丸となって取り組みたい。具体策は社長に就任してから示す」

‐来年の課題は。

宝塚大劇場の改修工事が12月中に終わる。100周年を迎える宝塚歌劇団の記念行事などを成功させたい。その他の来年度の事業計画はこれから議論する」

‐今年4月に実施した宝塚歌劇の台湾公演を振り返ると。

「初の海外自主興行で黒字化に成功した。何より現地の観客の熱気がうれしかった。今後は台湾で興行の枠組みを確立し、アジアの他国にも持って行けたら」

歌劇団の課題は。

「来年の盛上がりを終えた後の101年目以降だ。もっと制作力、営業力を強化しなければ。今年度はプロデューサー補や演出助手の増員にも取り組んだ。時間をかけて育成していきたい」

グランフロント大阪の現状は。JR大阪駅北側の「うめきた」の2期工事の見通しはどうか。

「グランフロントは予定通りの成果を挙げている。2期工事については関西経済連合会などで議論しているところだ」

‐どのような経営を心掛けるか。

阪急電鉄には事業ごとに優秀な人材がいる。全体を広く見て、それぞれが力を発揮できるようにしたい」

‐角和夫社長からはどのように後継指名されたのか。

「(角社長は)率直な人。最近になって『次は君がやれ』と言われた。その場で『はい、分かりました』と応じた」

‐鉄道部門に19年務めている。

「現場の人事や労務を担当してきた。いかに気持ち良く働いてもらうかが大事だと学んだ」

まあいい方向に行きゃいいんだろうがさてどうなるかといったところwただまあ、「阪急阪神」ブランドの信頼回復と言ったところで食材偽装問題は結局倭人の国においてはホテルやデパートすらも飲食業界・食品小売業界の悪しき慣習から抜け出せていなかった事が白日の元に曝された顛末となった事で、この件でホテルやデパートを見切ったものは見切っただろうし、阪急沿線民の大多数は「んなもんこれからちゃんとしてくれたらええねんw腐っても鯛ならぬ阪急だしw」ぐらいにしか思ってないだろうし、大体カネ無い人間にはぶっちゃけ関係ないしで、まあそういうのは時折内情のブラック振りが何等かの形で表に出てくる宝塚歌劇にしても似たような話でしかなく、何というか創業者崇拝というソフトなカルトでもってきた組織って何かあったら後々大変だよなー(棒)としか思えないのが何ともはや。

*1:因みに1度目は言うまでもなく関西テレビあるある大事典』データ捏造事件。しかしまさか阪急阪神ホテルズの出崎社長(当時)が歴史に残るグダグダな迷会見を開いてクビがふっ飛んだ後、近鉄旅館システムズの社長が同じ真似をしてクビ吹っ飛んだのには不謹慎ながら笑いしか出ない。