猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

奈良の平和会吉田病院のイベントに京都から原発や放射性物質の影響について詳しい先生が来るそうですよ?

このエントリはもっと早く書くべきだったのだが、いつもそうなのだが気が付いたらもうこんな頃になってしまった。
というわけで勝手に宣伝。 8月29日、奈良市にある平和会吉田病院にて「平和のつどい」なるイベントが開催される。まあ明後日なんだけど(汗
内容は以下の画像で。

因みにこれ、吉田病院の広報紙『へいわと健康』に掲載されていたもの。しかしこれ「平和のつどい」というよりは完全に「反核のつどい」じゃねえかとツッコミ入れたくなるのだが、まあその辺は「反核」を平和運動の一つの大きな軸として来た方々の事なのでこれは仕様というかある意味ご愛敬と言うべきか。このエントリにチラッと書いたけど、民医連所属の医療機関だもんね、この病院。
なのでまあ件のイベントの内容にケチ付けても仕方ない上に主催者側の大義名分もそれなりに筋が通ったものなので多いに結構なのだが、個人的に気になるのは14時からの講演の内容。講師は市川章人氏で、上の写真に写っている市川氏についての紹介文によると、

原子物理学・京都で府立高校講師。フクシマ原発事故以後各地で講演〜とてもわかりやすいと評判の先生

とある。へー、と思って彼の名前でググると、確かに各地で講演されている。
ただこの市川章人氏、彼の講演を聴いた人のブログの記事を見る限り、どうにも微妙な事を言ってそうな気がするのだが、それもまた聴いた人がその部分だけ強調したい(つまり日頃からそういう事ばかりを気にしている)感じが強いので何とも言いがたい。まあ同じ民医連系でもオノデキタ氏こと小野俊一医師を呼んだ名古屋の南生協病院よりはマシに思えるが*1。一応、安斎育郎氏の監修で本を書かれた人だし。読んだ事無いけど。
amazon:フクシマから学ぶ原発・放射能 (「ふしぎ」を科学しよう)
しかしこれで午前は原作がどこぞの教育委員会が学校での閲覧はやらない方向でと指示していた件で大炎上し結局指示撤回した『はだしのゲン』上映とな……講演の内容の影響次第では原作者が泣きそうな方を呼んだんじゃないのという気がしなくもないのがなあ。
因みにこのイベント、南生協病院の小野俊一医師講演会と同様に病院公式サイトや奈良民医連の公式サイトにも告知がなかったりする。てか吉田病院、昨年ホームページをリニューアルしたのはいいが、『へいわと健康』のページに今年の「平和のつどい」の案内(上記画像)載せてる最新号のPDFがないとか、なまじ法人のサイトなんだからもう少しやる気出したほうが良くないかという感じが。まあ奈良民医連の公式サイトも大概やる気皆無な感じしかしないがw

追記(2013.8.28記):訂正。正しくは8月28日ではなく8月29日でした。失礼致しました。

*1:小野医師の場合はTwitterでの発言が目に余るものだからこそ批判されているのであって、web上で彼の講演会の内容についての情報を見た限りでは反核側に立った原子力発電や放射性物質による汚染・被曝に関する話については割と有りがちなものなんじゃないのという気がする。