猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

バーチャル駅長達よ、光と見せかけた闇に陥ること勿れ!!

またまたというか完全に拙ダイアリーのエントリの一大項目となった『ブログdeバーチャル駅長』関連。
今年度の『ekiblo.』バーチャル駅長氏の一人が、友人の薦めでマクロビ料理教室に通い始めたようで、マクロビの問題点を知らないのだろうか好意的な記事を書いている。
《『料理教室でフレンチと恋の腕磨き』http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/15331.html
《『毎日食べたいおばんざい☆マクロビ料理教室』http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/15504.html
《『きれいを作る夏のスイーツ教室』http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/15951.html
《『野菜たっぷりのちらし寿司に感動☆秋に向けて、元気な体を 〜マクロビ料理教室〜』http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/16010.html
上の記事に取り上げられたマクロビ料理教室だが、そこのHP(大阪のマクロビオティック料理教室とカフェ セレンディピティ理研究所 http://cooklab-serendipity.com/index.html)にあるブログ(cafe pod@マクロビオティック練習帖 http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=cafe-pod)を見る限り明らかに久司道夫のやり方を忠実に守っている正統派マクロビの料理教室で、しかもチャクラヒーリングまでやってたりという、マクロビ否定派・肯定派のどちらにとってもある意味「期待を裏切らない」ところだったりする。
まあ、このバーチャル駅長氏のブログ(kurokamiの「ただいま寄り道中」‐阪急沿線口コミ情報サイト「ブログdeバーチャル駅長」 http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/)の他の記事を見る限り、彼女が先鋭化したマクロビに見られる『食べちゃダメ』系のトンデモに陥る事はまずないと思うが、(これは既に疑似科学代替医療批判の方々から散々指摘が挙がっている事だが)こういったファッションの一つとしての『自然崇拝』の一環としてマクロビやホメオパシーが広まってしまう事が、病気になった人や妊産婦の人が本当に必要としている医療を受ける機会を潰し、不幸な結果を招く遠因となっている事を考えたらやはり油断は出来ない。てかコメント欄にもマクロビの問題点知らなそうな他のバーチャル駅長氏が……orz
http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/16010.html#comments
>えええ。これ全て手作りですか。
 あらまあ、スバラシイ!美しく、そして美味しそう。
 ズッキー二も今旬で美味しいシーズンですよねえ。大好きです。
 マクロビってお野菜を捨てる所なく、使ってお料理すると
 最近ウワサで聞きましたよ〜。(ビックリ
 お野菜たっぷりで、見た目も美しいし・・・
 こんな素敵な奥様を伴侶にされた殿方、幸せでしょうね〜〜!
>マクロビしてみたくて本を読んでみますが、なかなか。
 けどやっぱりおいしそうだし、なにより体に優しそう。
 最近、いろいろあって自分が口に含むものについて敏感です。
 ホームページを拝見しましたが、少人数でありながらお財布にも優しい受講料ですね。
 材料がざるにのってるのなんだかおしゃれにみえます。
 たいていのところはアルミのバットにのってきますもん。
 思わず『お気に入り』に登録してしまいました。》
ああああ……バーチャル駅長達よ、光に見せかけた闇に陥ること勿れ!!
追記:いたたまれなくなったので以下のコメントをしておいた。反映されるといいが……。
《はじめまして。編集長やゆかりさんや塚マダムさんの所ではちょくちょくコメントしていましたが、こちらにもさせていただきます。

 マクロビ料理、見た目も味も美味しそうですし、『健康食』として有名ではありますが、一方で果たして健康食というには疑問視すべき部分がある事も知っておいてください。
 参考までに、マクロビを疑問視しているサイト・記事を紹介しておきます。

 http://d.hatena.ne.jp/doramao/(マクロビのみならず近年時折話題になる代替医療の怪しい点についてまとめられておられる方のサイトです。)
 http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=wackyhope&articleId=10531319487(セレンディピティ料理研究所のブログにもちょくちょく名前が挙げられているマクロビオティックの創始者・久司道夫氏の考えに対する見解を書かれた記事です。)

 この場でこういうコメントをする事をどうかお許し下さい。

 ですが、ここ数日の間にネット上で話題となったホメオパシーや『自然なお産』と言った、医学的に何ら根拠がないどころかしばしば不幸な事例すらもたらしている怪しい知識の入口にマクロビの存在があるのも事実ですので……。
 (先に送信したコメントですが、マクロビオティックの事をマクロビオティックスと書いた上、料理教室の名前を思いっきり間違えて書いておりました。すみません。)》
追記(8/30記):コメント反映確認。黒髪さん(あと藤井編集長もかな?)、ありがとうございます。
追記2(8/31記):ブログ主の黒髪氏からの返答コメントあり。
http://www.ekiblo.jp/user/kurokami/vsm38/16010.html#comments
>猫轍守衛さん、コメントありがとうございます。
 ビタミンKの代わりにホメオパシーを投入し、乳児が死亡する事故が最近ありましたし、
 代替医療の問題は存じております。

 栄養士の資格を持っている私としては、マクロビは野菜を中心にしたレシピが多いので、
 野菜不足になりがちな普段の食事のレパートリーを増やすために受講し始めました。

 マクロビでは、肉や魚を一切使わないのですが、
 食いしん坊の私には難しいルールだなと思うのが正直なところでございます。

 マクロビに限らず、納豆だ、ココアだ、バナナだとひとつの食材が体にいいとメディアで取り上げられ、
 次の日に紹介された食材がスーパーで売り切れになる。
 これは、いかがなものかと思います。

 偏らずにいろんな食材を食べることが、健康な食生活だと私は考えています。
 黒髪 【2010-08-30 14:32:14】》
ああよかった。まだわかっておられる。確かにマクロビの料理法は野菜の調理法の可能性を広げるという一面があるのは確か。まあその辺りは精進料理にしても同じかと。
ただマクロビを教えている側はブログ主の通っている料理教室の講師の人にしてもそうなんだけど、「『信念』と『善意』に基づいて広める」事を目的にやっている事が殆どで、スピリチュアルなものを取り入れてみたたりホメオパシー始めとする他の代替医療と引っ付いてみたり、果てはワクチン否定始めとする医療ネグレストにいっちゃってたりと狂信者を出してしまう所からしてもやっている事が宗教と大して変わらない訳。その意味ではマクロビオティック純粋な料理法としてはまだ洗練されていないというか、単なる特殊な料理法として存在していくには切り捨てなければならない部分が余りにも多すぎるように思うんだよな。でなけりゃそれこそかつて『あるある大事典』が一気に煽った揚句多くの人間が乗っかってしまったフードファディズム・疑似科学・偽医療の温床にしかならないんだよな。