猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

腐っても『阪急』か……。

先日、日本各地の最高路線価の発表があったが、まあ右肩下がりなのはもはやデフォ、てかバブル経済によって過剰な価値がつけられてきた事への反動は未来永劫『日本』がこの世から跡形なく消えて無くなる時まで続くべきだろうと思っていたりするので、正直どうでもいい。不動産や株でメシ喰ってる身でもないしなwww
とはいえ、関西圈のそれに関するニュースを見ると、やはり某私鉄のせいで「やっぱりなw」な感じが。
大阪府内各税務署最高路線価 全31地点で下落:産経関西産経新聞大阪本社公式ニュースサイト) http://www.sankei-kansai.com/2010/07/02/20100702-040871.php
 税務署ごとの最高路線価は、全国でも2位だった北区角田町が27年連続1位だったが、下落率は19・9%。21年連続で2位の中央区難波5も下落率20・1%となったのをはじめ、同区北浜3、淀川区宮原3、吹田市豊津町で20%以上の大幅な下落となった。》
大阪・キタは角田町の阪急百貨店前、地価20%下落してもなお全国第2位・大阪府下第1位ってw腐っても『阪急』かよwww
阪神地域もこんな感じだしw兵庫県内トップは三宮センター街、モロに阪急三宮駅前だもんな……。
《2010年県内路線価 神戸・長田が唯一横ばい‐神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003152499.shtml
 県内の最高路線価のトップは、神戸市中央区三宮センター街で、1平方メートル当たり246万円(前年比8・9%減)。下落に転じた前年(4・6%減)より、さらにマイナス幅が広がった。
 (中略)
 阪神間では大型商業施設の開業効果が反映され、尼崎で路線価トップのJR尼崎駅前は09年10月に「ココエ」がオープン。西宮では、野球場跡地に08年11月、開業した「阪急西宮ガーデンズ」前が前年比22・9%増で、近畿の主要商業施設の中で最大の伸びとなった。》
阪急西宮ガーデンズ前、地価前年比22.9%増てw商業施設の開業効果にさらに力を上乗せする『阪急』ブランドの魔力、そんなにパネェか?www
ちなみに京都は、
《路線価、2年連続下落 京都5・6%、滋賀2・2%の減‐京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20100701000078
 最高路線価の府内トップは、京都市下京区四条通寺町東入ルで、256万円だった。前年比12・0%減となったが、現行の評価法が始まった1992年から19年連続で1位で、近畿では5位となっている。》 
とまあ、思いっきり阪急河原町駅近くな訳ですが、ただ阪急が京都の街に与えた影響なんてぶっちゃけ微々たるものなのであまり関係なさそうな気が……wと思っていたら、
《近畿路線価、中心部で急落 2010年分、大阪でオフィス過剰‐日本経済新聞 http://www.nikkei.com/life/news/article/g=96958A9C93819890E2E3E2E3908DE2E3E2E5E0E2E3E29E9693E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE7E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
 京都市では下落率が最も大きかったのは中心部。8月に閉店する四条河原町阪急のはす向かいの中京区の地点だ。下落率は09年の5.2%から12.8%に拡大した。河原町は若者向け商業施設の撤退や閉店発表が相次いだことが響いたようだ。》
って……。でもまあこれに関しては、
http://www.nikkei.com/life/news/article/g=96958A9C93819890E2E3E2E3908DE2E3E2E5E0E2E3E29E9693E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE7E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
 不動産鑑定士の百合口賢次氏は「河原町の商業施設の収益性が低下したことに加え、京都駅周辺などが発展して、市内の繁華街が多極化したことが影響している」と分析する。
 同氏は「今年に入ってから持ち直しの動きが出ており、下落率は縮小する」と予想する。近く決定する四条河原町阪急のビルを引き継ぐ業者が、今後の路線価に影響する可能性がある。》
とあるように、JR京都駅ビル京都市内のイオンモール等の健闘が効を奏していたりするので、やはり北摂阪神間地域とは事情が異なるのでしょうw
で、これや先々週辺りに一年以上前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/20090611/1244742186)に頂いたコメントにも関係する話なのだが、リクルートから出されている『スーモマガジン 阪神間・神戸・明石』6月23日発行分(もう前号になるが)の特集に『阪急沿線、その資産価値』という特集が組まれていた。

まあ内容的には東京カンテイの人による「なぜ(不動産としての)『阪急』ブランドが支持されているのか」という事に関する解説とそれを立証しているデータ表、そして阪急沿線で住宅を購入した人の話(ぶっちゃけこれは健康・美容商品や開運グッズと言った代物を購入した人の『体験談』という名の広告と同類のものなのだが)、そして阪急の中の人(と言っても電鉄ではなく阪急不動産阪急阪神ビルマネジメントの人だが)の話を元に書かれた、『沿線開発の立役者たちが語る 阪急のこれまで、そしてこれから』という文章から成っているのだが、この文章の冒頭ががまた案の定そうなのね……といいたくなるというかw
阪急電鉄創始者である小林一三は「沿線価値の向上」を常に意識した経営を行い、郊外住宅のモデルとなった「池田室町住宅地をはじめ、阪神間の沿線で次々と住環境の整った住宅地を開発発売し、今では誰もが憧れるブランドエリアに成長させた。
(スーモマガジン阪神間・神戸・明石 2010.6.23 p.13より)》
結局どこまで行っても逸翁こそが唯一神なノリだな阪急はwwwだからこの号にある阪急不動産の広告ページに「阪急は〜」ばっかりのアタマの悪そうな「やっぱりオマエらカルト教団だろw」とでも揶揄したくなる文言を何食わぬ顔で載せる訳だwやれやれ。