猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

Newsweek日本版寄稿の識者が今更いくら温暖化懐疑論(否定論)を展開しようが

《「CO2ゼロ」摂津市駅開業:産経関西産経新聞大阪本社公式ニュースサイト) http://www.sankei-kansai.com/2010/03/13/20100313-021577.php
 阪急京都線正雀南茨木駅間の新駅「摂津市駅」の開業と駅前広場完成を祝う式典が13日、同駅などで開かれた。
 省エネ設備の導入などで、二酸化炭素(CO2)の排出量を「実質ゼロ」にした鉄道駅としては国内で初めての駅で、14日から開業する。
 「エコではじまる新しい駅」がキャッチフレーズ。駅舎の屋根に太陽光パネルを設置し使用電力の約30%を発電するほか、コンコースの照明を発光ダイオード(LED)にするなど工夫し、CO2の年間排出量を約半分削減。残り半分は兵庫県森林組合連合会が植林などで実現した排出削減分を「購入」の形で資金援助し、駅全体の排出量を差し引きゼロにした。
 式典には、森山一正・摂津市長ら市や阪急電鉄の関係者が出席。7月末まで京都線全線で運行する開業記念列車「カーボン・ニュートラル・トレイン摂津市駅号」も、新駅から臨時運行され、式典参加者らが乗車した。》
ハハハハwwwいくら池田信夫あたりが今だに温暖化懐疑論(否定論)に走ろうが、彼が寄稿している雑誌の一つNewsweek日本版の版元の親会社は、彼が温暖化懐疑論(否定論)を熾烈に展開していた時に既にCO2排出枠取引という机上論的やり方をもってしても温暖化対策をやると決めていたからw
それにしても阪急の中枢部はNewsweek日本版の寄稿者の一人である池田ノビーが温暖化懐疑論(否定論)をかましていた事を一体どう思ってたんだろうな?w
てか一週間前に出たNewsweek日本版の最新号……。阪急コミュニケーションズ公式からアクセスしたNewsweek日本版のツイッターhttp://twtr.jp/user/Newsweek_JAPAN/)経由で知ったがなんじゃこりゃ? てか 死 ね よ w

http://twitpic.com/167r4h
 本日発売の最新号、特集は「温暖化論争のでたらめ」。データ隠蔽や金銭疑惑に揺れる「温暖化派」のご都合主義と、あげ足取りにいそしむ「懐疑派」との不毛な対立を糾弾します。》
不毛な対立をdisりたい気持ちはわかるが、これどうみても懐疑派の肩持ちたいという魂胆が透けて見えるんですけどwまあ今の日本は思想も表現も一応自由ですが「トンデモ」が撒き散らされる状況は正直放置されていいものなのかつくづく思う。「カーボンニュートラルステーション」とか言ってる一方でこういう雑誌を出してる阪急阪神ホールディングスグループ、冗談抜きに恥を知れ!!

実は昨日行って来ました阪急摂津市駅。ホーム各所に天窓が設置されてて明るい。ただ照明は「営業時間中」である事を示す為に点けっぱなしにするのかなwそれともこの日の点灯はデモンストレーションだったのか?
追記:ま、「いきなりCO2排出をゼロにするのは無理ッス」なようで。摂津市駅開業の2日前の神戸新聞記事によると「3年待って」だそうな。
《新駅のCO2を3年でゼロに 阪急電鉄神戸新聞
 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002776765.shtml
 阪急阪神ホールディングス(HD、大阪市)傘下の阪急電鉄は、二酸化炭素(CO2)の排出枠取引などで、近く開業する新駅のCO2排出量を今後3年間で実質ゼロにすると発表した。省エネ施設を導入したり、森林整備に協力したりして、駅の排出CO2吸収する「カーボンニュートラル」を実施。駅を舞台にしたカーボンニュートラルは国内初という。
 14日開業する摂津市駅大阪府摂津市)に、太陽光発電や長寿命の発光ダイオード(LED)照明などを導入するほか、兵庫県森林組合連合会(神戸市中央区)から400トンの排出枠を購入。同連合会は売却益でCO2の吸収効果がある森林整備を宍粟市で実施し、駅売店などでの電力使用で生じるCO2を相殺する。
 同HDは「いろいろな環境対策を検討したが、地域貢献となる事業が決め手となって、県森林組合連合会を選んだ」としている。(末永陽子)》
ま、これがどういうオチになるのかはわからないが……個人的には期待しないでおくw余談だが先程以前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/mobile?date=20100311#1268284750)でふれた阪急阪神の環境担当者の個人ブログ(http://www.hanshin-now.com/e-koroshi-st……てかこれ、ここからアクセスしたら『阪神ナウ!』のトップページしか表示されないんかいorz)の記事を「このブログ主、明らかにHD出向中の(阪神)電鉄の中の人だよねwついでに言うと環境系の陰謀論に陥る一歩手前まで行ってしまってるよねw」との予感と疑念を持ちつつ昨年半ばの辺りまでざっと見ていた。予感と疑念は確信に変わった。
まあ阪急阪神の環境担当部署も彼一人な訳ではないだろうから、彼が武田邦彦の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の内容を何の批判気無しに受容していようが陰謀論を奉じようが「それが直接企業の方針に反映されない限りは個人がどう思おうが自由だろ!?」と言われたらそれまでだが、まだ一つの「レール」になる以前からトンデモ論説と親和性高い所だからな阪急阪神という組織は。何か思いやられる……。
追記2:摂津市駅開業セレモニー、『ブログdeバーチャル駅長』の記事(http://www.ekiblo.jp/user/daria/vsm26/14002.html及びhttp://www.ekiblo.jp/user/uribou/vsm22/13997.html※どちらも今年4月以降はリンク切れ)で全容はわかったが、毎日新聞が詳しく記事書いてる。Yahoo!ニュースに挙がってたけど。
《阪急摂津市駅:きょう開業、関係者ら式典 CO2排出ゼロ /大阪(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100314-00000116-mailo-l27
 14日に開業する阪急電鉄京都線の新設駅「摂津市駅」(摂津市千里丘東4)と駅前広場の完成式典が13日、駅近くの市立第一中学校体育館などで開かれた。駅は摂津市などが進める「南千里丘まちづくり」事業の一環として計画され、出席した約250人が新駅の開設を祝った=写真。
 駅は08年10月着工。太陽光発電やLED照明の導入などで、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする「カーボン・ニュートラル・ステーション」をうたう。普通電車が停車、1日約1万2000人の利用が見込まれている。
 「南千里丘まちづくり」は再開発事業として実施され、面積は約6・8ヘクタール。7月には市保健センターがオープン。コミュニティープラザ(仮称)も建設中。区域内では電線などは地中に埋設される。市の負担額は約27億円。
 式典には、森山一正市長や阪急電鉄の角和夫社長らが出席。駅前で行われたセレモニーでは、市立摂津小6年の久保楓茉(ふうま)君と同小5年の稲野香穂さんが「未来につながる駅を作ってくれてありがとう」と述べ、風船を空に放した。【堀田恵昭】》
凄い内輪な自治体主導の開業セレモニーだなw結局この駅は摂津市にせがまれて阪急が設けたようなもんなんだろうか。まあJR千里丘駅も近いし「ないよりマシ」だけど。けどこれプロジェクトの名称が「南千里丘まちづくり」なのに駅名には反映されなかったんかいw「バーチャル駅長」の記事によると、
《レンタサイクル摂津で、誰にも止められない「オレはジャイアーン」状態‐ゆかりの「エコトレイン&エコサイクリング」|阪急沿線口コミ情報サイト「ブログdeバーチャル駅長」 http://www.ekiblo.jp/user/yukari/vsm21/14006.html※今年4月でリンク切れ
 式典でのお話によりますと
 ダンディな角社長、新駅の「摂津市」という駅名 即決したそうです!》
との事らしい。「大阪モノレール摂津駅(訂正。モノレールは『摂津市駅』じゃなかったな……orz)で間違って降りる奴は事前に位置関係調べていないアフォw」って事ですね。わかりますw(実際ここに地図見るまで摂津市駅はモノレールの駅と歩いて5分ぐらいの所に出来るんだと思っていた者が1人いますが、何か?)
ちなみにそれはダメだろ感バリバリの「風船飛ばし」に使われた風船は「生分解性」の材料(ラテックスか?)で出来たものらしい。
《いよいよ明日開業!阪急京都線摂津市駅」‐うりぼうROKKOの「うろうろかんさつ日記」|阪急沿線口コミ情報サイト「ブログdeバーチャル駅長」 http://www.ekiblo.jp/user/uribou/vsm22/13997.html
 「テープカット」の代わりに、資源をムダにしないように「テープほどき」が行われ、土に返る素材でできた風船が飛ばされ・・と、とことん環境に配慮した内容でした。》
はいはいw要するに「環境対策を謳う新駅開業セレモニーで風船飛ばしとかアフォですかw」というツッコミに対して阪急広報は「あれは生分解性の素材で出来ているからいーんです!!」って反論出来る訳ですねw「テープほどき」は昨年の「エコトレイン」でもやってた模様だが、テープの色を紅白→青白にする必要ってあったのかなー感がする……。