猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

NHK『知る楽 鉄道から見える日本』第4回、殆どくどいまでの小林逸山マンセーな内容だったんだがw

以前はてブに上がっていた『ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)』の『梅田駅と阪急の反骨』(http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/255864/214429/58640293
で取り上げられていたNHK『知る楽 鉄道から見える日本』第4回「西の阪急 東の東急」見た。
はっきり言う。『その時歴史が動いた』の小林一三の回の方がまだ微妙に内容が濃かったwつーか『知る楽』の方、逸山の写真使い回すなよと言いたくなる演出だったがw東急の話なんか最後の10分でサラっとやっておしまい、まるでオマケ状態じゃねーかな内容だったしw
しかしまあ阪急「だけ」を軸にして見てしまうと、阪急登場以前の他社の事例を見落とす危険があるなとつくづく思ってしまった番組だった。軌道法の「抜け穴」を利用して都市間鉄道を敷設・開業(*1)し、顧客確保の為の都市近郊への居住促進の為の宣伝(*2)自体は箕面有馬電軌開業以前に阪神電鉄がやってたりするからなあ……。
まあ、この番組の第5回で私鉄の沿線開発の件に触れるみたいなので、そこで補完されるのを期待しましょう。(実は余り期待してませんw)
(*1)この件は番組に出演していた原武史氏の『「帝都」東京対「民都」大阪』でも記述されている。てかこの「鉄道から見える日本」というシリーズ、第4回を見た限り殆どその本を叩き台にしているとしか思えない内容なんだがw
(*2)阪神は1908年1月に『市外居住のすゝめ』というパンフレットを発刊、その後も同様の趣旨の雑誌『郊外生活』を月一で発刊している。(『みなさまの足 阪神電車』No.254「阪神電車の100年 前編」より。因みに阪急=箕面有馬電軌開業は1910年。)じゃあなんで阪急と差が付いたんだって話になると、ぶっちゃけ「商売下手」の一言に尽きる。阪神電鉄開業から間もない時期にオープンし、阪神が融資して経営に関わった香櫨園遊園地も数年で潰してるしねw大体、箕面有馬との間で起きた同業他社買収絡みの遺恨からか箕面有馬電軌が阪神急行電鉄に改名したからって「『阪神』を名乗る鉄道会社はウチだけや!」みたいなノリで阪急ケチつけてみたり、西宮神社参詣客輸送の絡みで阪急への電気供給ストップしてみたりとガキの喧嘩をやってたようじゃ……。(ま、実際は裏でいろいろあったんだろうとは思うけどw)