猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

「自分はアイツの様な奴じゃないよw」なんて通用しない

バラバラ殺人事件という展開になった先日の神戸・長田の児童行方不明事件だが、まあそれの被疑者についてはまだ容疑の時点だというのにこういう情報が色々流れて来るってのも正直どうなんだよと思うが、個人的にちょっと思う事があったので敢えてそれらに関する記事を拡散する様なエントリを書くことにする。捜査方法がぶっちゃけそれでよかったのかという話になっている兵庫県警の対応については他の人がやってくれとしかw
神戸新聞NEXT|事件・事故|逮捕の47歳男 住民とのトラブル絶えず 神戸・長田
逮捕の男、現場30m先に自宅 地域清掃にも参加:朝日新聞デジタル
ポリ袋に逮捕男の診察券や吸い殻…神戸女児遺棄 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
【神戸小1女児遺棄】君野容疑者、近隣と騒音トラブル絶えず 元自衛官、下着姿で周辺徘徊も - MSN産経ニュース
【神戸小1女児遺棄】深夜に「ドスドス」と階段上り下りする音 ネコが接点の可能性も(1/2ページ) - MSN産経west
【神戸小1女児遺棄】深夜に「ドスドス」と階段上り下りする音 ネコが接点の可能性も(2/2ページ) - MSN産経west
近隣住民とトラブルも 神戸の女児遺棄容疑者  :日本経済新聞
神戸・遺棄逮捕:猫通じ女児と接点? 顔見知り可能性 - 毎日新聞
また朝日か(呆)」「また産経か(呆)」「これだから日本のマスコミは(呆)」はちょっとここでは禁句にさせてもらおうか。誤報や警察のポカミスによる冤罪によるミスリードでない事が大前提だが、マスメディア各社の報道からはこの事件の被疑者がかなりのトラブルメーカーである一方何処かで社会と接点を持とうとしていた様子が伺えてならない。彼に関しては警察の取り調べがマトモな形で行われる事と週刊誌辺りで更にゲスな内容の後追い記事が書かれない事を祈るのみだが、週刊誌がゲスい後追い記事を掲載するのはどうせ何時もの如くそうなるのだろうなとしか。だって40代後半の前科持ちの元自衛官の無職男性で知的障害があり生活保護受けている身で睡眠薬服用していて、日頃から何かとトラブル起こして酒を飲んだら警察沙汰になる一方、日頃は大人しく真面目で地域の清掃活動にちゃんと参加したりネコ好きな一面あってそれがきっかけで被害者と顔見知りになったとか、面白おかしく書かれる材料揃い過ぎだろこのオッサンorz……こんなエントリ書いてる自分がそんなこと書いたところで説得力皆無なのは判っているが。
まあ自分はこの事件の被害者の遺体が入れられたポリ袋に被疑者名義の診察券が入っていたというニュースを見た時点で「何でそういう底抜けに間抜けな事やったんだ犯人は……」と思ったが、その後煙草の吸殻も入っていたというニュースを見た時点で、

「これ被疑者は何かの精神疾患抱えていないか? 然るべき医療機関で治療やっているか若しくは以前治療していたが何らかの事情で中断してしまったとかそういう人ではないか? 何れにせよ精神鑑定させないとアカン案件やしそうなるだろうな。それで責任能力問えなかったとしても無罪には出来ないだろうな。」

と思ったのだが、今のところ睡眠薬を服用していた以外に何処かの医療機関にかかっていた事を確定付けるまでの情報は流れていないしそれはそれでいいんだが、前出の読売記事の最後に「知的障害があるという」と書かれていたのを見て正直「それが本当なら、ああ……(嘆息)」と思った次第。


何で自分がそんなことを思いこんなエントリ書く気になったかと言うと、子供の頃から時折不穏な言動をして来て長らく何処か変な凡人以下の人間として20年以上過ごしてきて、連れから何度も精神科受診を進められた結果3年半以上前からようやくまともに精神科にかかり始め、AD/HD傾向の強い広凡性発達障害という診断(因みに現在はAD/HDと広凡性発達障害の並記)を貰って精神疾患の当事者となった訳だが、それでも時折不穏な言動をする状況には変わりなくただ唯一の救いはそういう時に頓服を使ったり日頃通院中の精神科のスタッフの方々に対処法を求めることで何とかやっていってる現状があるわけで、それ故に最近はこういう酷い事件の犯人が精神障碍者・知的障碍者含めた精神疾患当事者だったりすると「他人事ではない、自分も魔がさしたらああいう事に近い真似をやりかねん。」という認識をしているからである。
なので酷い事件の犯人が精神疾患当事者だった場合それを受けて「自分アイツの様な奴じゃないよだから安心しろw」なんていうのは実は通用しないと思っている。まあ精神科に通院中の佐世保の高校生が同級生を殺した事件とか埼玉の駅で知的障碍者の人が全盲の視覚障碍者の人にケガ追わせた事件とか、嫌でもそういう認識にさせてくれる事件が続いたから余計になのだが。まあ自分がそんな事思ったのは長らく倭人の国における所謂健常者の側に身を置いてきたからなのかもしれんが、それはそれで「わが国十何万の精神病者はこの病を受けたるの不幸のほかに、この国に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし」と呉秀三に嘆かせた状況が数十年も根本的何ら変わって来なかった証左だろうと思うのだが。