猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

転移・逆転移とか言ってる者に患者が救えるか!by担当の臨床心理士

昨日というか午前0時過ぎているのでもう一昨日の事だが、通院中の精神科病院にて臨床心理士による心理療法の日だったので行ってきた。まずは現状報告をして、それから世の中に対する呪詛染みた愚痴を吐いて荒ぶっていたのだが、それに対する担当の臨床心理士の、
「○○先生(注:元主治医のセンセの事)が見たらどう言うと思う?w 」
の一言で撃沈する羽目にwwwなまじ自分が激しい思いを抱いた者の存在恐るべし(爆)
なぜ担当の心理士のその一言が効いたのかは以前書いたエントリを見て貰えば察しがつくと思うが、そのエントリで心理学に「転移」「逆転移」なる概念が有り元主治医のセンセに今の自分は転移の状態にあるのではみたいな事を言った件をちらっと書いた。まあ「転移」「逆転移」に関してはここで自分がよく解らないまま書いても仕方ないのでググって戴きたいのだが、あの話には続きがあって、元主治医のセンセにその事を告げた後日の心理療法にて担当の心理士にその事を言うと、担当の心理士は
「大体精神分析なんてやっているの日本と原始人ぐらいなもんだよwでも何故か日本には精神分析大好きな先生多いねぇw 」
と一笑して続けて曰く、
「転移・逆転移と言ったって、それを乗り越えようとして先生が貴方との距離を取りだしたら嫌でしょ?w 」
と。担当の心理士が言うには、患者と医師もしくは臨床心理士始めとするカウンセラーとの間に転移または逆転移の関係になったところで、それによって患者の状態がよくなればそれでいいのであり、それを「転移性治癒」というのだそうな。そして更に続けて言うには、
「大体患者に手を出した医者なんていくらでもおるわw 」
と。こちらとしてはえらいぶっちゃけた事言うよなあと腹筋崩壊しつつ話を聞いていたのだが、そういやネットで調べているうちに知ったのですがフロイトの弟子に患者に好意を抱いて色々あった末にその母親と一緒になった人いたようですが誰でしたっけと自分が言った事からフェレンツィの事かー! という話になったりした。
そして担当の心理士はその時の話の締めくくりにこう言い放った。
「転移・逆転移とか言ってる者には『貴方治療やった事あります?』と言ってやる! そんな事言ってて患者が救えるか! と。」
担当の心理士のこの一言が無かったら、自分が元主治医のセンセへの思いを自覚した後に偶然にも「転移」「逆転移」という概念を知ったせいで出来た戸惑いを振り払うことが出来なかったかもしれない。 おかげで改めて自分は元主治医のセンセ(この時はまだ主治医だったが)への思いに縋ってしまってもいいんだ、と思える様になった。
その後、この事を元主治医のセンセに診察の場で話したのだが、どうやら元主治医のセンセにとってもその場で腹筋崩壊される程の話だったらしく、今度はその事を担当の心理士に話すとややガクブル気味に苦笑されるという非常に愉快な光景を目にする事になった訳だが……w