猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

『ミスター・ルーキー』世界の阪神電鉄も間違いなく2000年代で幕を閉じたかもねw

以前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nekotetumamori/mobile?date=20090805#1249462063)で、映画『ミスター・ルーキー』に触れた件について。
《「1年に数百本もスクリーンで観る」ようなシネフィル趣味に耽溺するばかりでは「じゃあ名物プロデューサー・監督はなぜいなくなってしまうのか?」は絶対に分からない!‐HALTANの日記 http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/mobile?date=20090807§ion=p1
  id:nekotetumamori 映画 「ミスター・ルーキー」は元阪神子会社従業員だった(公開当時勤めていた)私には「電鉄のお偉方よくこんな企画許可したなw」という感じしかしなかった。同じ系列でも私がいたところは「知るかヴォケ」状態だった 2009/08/06
 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/HALTAN/20090806/p1
 『ミスター・ルーキー』の収支は不明ですが、ただこの種のスポンサード映画が怖いのは、必ずしもスポンサー筋の全面バックアップが保証されているわけでもない点。たまに「本当はもっとチケットを買って貰う予定だったのに」と目算違いという事態が起こる。具体例を出すと、バブル期に「日本大学創立100周年記念作品」として作られた『マイフェニックス』(89 製作=東宝 東急エージェンシー 配給=東宝 監督=西河克己wikipedia:マイフェニックスは、確か当初の想定ほど日大人脈にチケットが売れず痛い目に遭ったと何かで読んだ記憶がある。この辺は当時の映画誌・業界誌を見ないと真偽は不明ですが、「製作総指揮」が故前野徹という時点で「あ〜そういう映画なのね」とピンと来た貴方は相当な日本映画通ですよwww》 
すみません、私映画通じゃないやw
ミスター・ルーキー』の興行収入ウィキペディアによると興行4億3000万円だったらしいですね。まあ東宝にとっては別に「話題作」というよりどうでもいい「ネタ」作品でしかなかっただろうからそんなに力入れて宣伝してなかったような……朝日放送は間違いなく宣伝やってたかもしれないがあの時期からあまりテレビなんか見てないから知らないし覚えてないwでも実は角川が『関西ウォーカー』辺りで宣伝してたりHEPファイブに『阪神タイガース神社』なるものをつくって宣伝してたのははっきり覚えてるw(そこで「なぜ阪急系のHEPに?」と思うのは野暮w配給が東宝だったから出来た話。)にしても興行収入少ねーwww
じゃあ当の阪神はというとグループ上げて大々的に宣伝していた覚えが自分にはないw自分がハービスという阪神系でも特殊な立ち位置の施設にいたせいかもしれないw(これが阪神百貨店とか甲子園球場あたりだと話が大きく異なる(*1)し、そっち方向では間違いなくやってたと思うのだが……。)
実は私、この作品まだ見ていないwレンタルでも見てなければ2003年の星野フィーバーの際に在阪TV局が深夜に流した時にも見ていないw因みにあらすじはというと、
ミスター・ルーキー - Wikipedia http://jig138.mobile.ogk.yahoo.co.jp/fweb/0807PJOY71Bo6T7v/0?_jig_=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E3%2583%259F%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25BC&_jig_keyword_=%D0%BD%C0%B0%81E%D9%B0%B7%B0&_jig_done_=http%3A%2F%2Fsearch.mobile.yahoo.co.jp%2Fp%2Fsearch%2Fonesearch%3Ffr%3Dm_top_y%26p%3D%25D0%25BD%25C0%25B0%2581E%25D9%25B0%25B7%25B0&_jig_source_=srch&guid=on
 時は200X年夏。阪神タイガースは、突如登場したリリーフ投手「ミスター・ルーキー」の活躍で快進撃を続けていた。虎柄の覆面をかぶったミスター・ルーキーは甲子園でのホームゲームにだけ登板し、彼が投げるとチームは連戦連勝を重ね、優勝にあと一歩と迫るのだった。
 ミスター・ルーキーの正体は公式には一切謎とされており、瀬川監督も「甲子園の主や」とだけ語る。しかし、覆面を取ったその正体は、酒造メーカーの営業マン、大原幸嗣であった。大原は自分がミスター・ルーキーであることを同僚にも家族にも告げず、「二足のわらじ」を続けているのだった。
 大活躍を続けるミスター・ルーキーにあやかり、大原の会社では新商品として「ルーキービール」の企画が持ち上がった。その承認を受けるため、大原が交渉役を務めることに。瀬川監督に相談した大原は、条件として「ミスター・ルーキーが甲子園以外でも登板すること」を言い渡される。会社のためにその条件を呑んだ大原だが、過酷な二重生活がたたり、ミスター・ルーキーの成績は急降下。チームメイトとも喧嘩を起こし、ついに二軍降格となってしまった。失意のうちに帰宅した大原は、事情に気付いていた妻・優子から問いつめられ、これまでの経緯を話すことになった。
 大原は若い頃はプロ間違いなしと言われるほどの実力であったが、甲子園出場を目前にした東東京大会の決勝戦で肩を故障し、プロへの道を諦めていた。ある日、大原は淀川の河川敷での父兄野球でピッチャーとして登板する。しかし立派な体格の割に、かつて痛めた肩のせいで球威は全くなく、簡単にヒットを打たれる。ムキになって本気を出そうとした大原だったが、球を投げた瞬間肩に激痛が走りうずくまる。しかし一瞬見せた素人離れした身のこなしが、ピッチングフォームを観ていた謎の中国人整体師・楊の目に留まった。彼の薦める薬「神獣霊虎膏」を塗り、彼の指示に従ってマッサージとリハビリを受けると、10年以上治らなかった肩の痛みが次第に消えて剛速球が復活する。その噂を聞きつけた瀬川監督が、会社帰りに登板できるホームゲーム限定の覆面投手として獲得を申し入れてきたのだった。
 「もう野球は止める」という大原だが、優子からは逆に「せっかくかなった夢を捨てるのか」と檄を飛ばされ、さらに少年野球に打ち込む息子・俊介の姿を見て一念発起。覆面を脱いで東京ガリバーズとの最終決戦に臨み、見事優勝を果たすのだった。》
長島一茂演じたミスター・ルーキーこと大原幸嗣はどうみてもアサヒビール社員という設定なんだけどねwつーか「神獣霊虎膏」、どんな劇薬なんだよソレwww因みにウィキペディアのこの項目には、
《なお、実際のルールである野球協約では出自不明のままプロ野球選手になることや、プロ野球選手の兼業(昼は会社員などとして働くこと)は禁止されている。》
となっているので、この作品世界でこの規約が有効ならばこの世界の阪神球団はミスター・ルーキー=大原幸嗣である事を明かした上でないと彼を使えないはずだがw兼業どうたらに関しては大原の勤務先を阪神が懐柔して半珍球団に出向という形を取らせて……なら解らん事もないwただそれでも十分アウトだろうね、多分。おそらくこの物語に続きがあるとすれば、
 ミスター・ルーキー=大原幸嗣であることが東京ガリバーズ親会社の大手新聞社に知られ報道。
   ↓
 ミスター・ルーキー=大原幸嗣の選手登用を巡る阪神の疑惑とその実態が明るみに。大小各メディアによる阪神総バッシング。(事態が事態故に在阪メディアも後ろめたい感じで阪神を見切るw)
   ↓
 企業イメージ悪化による阪神グループの売上大激減&阪神電鉄阪神百貨店の売株価急降下、最悪倒産&上場廃止の事態に。
   ↓
 メインバンク・国交省・関西財界辺りの根回しがあっていくつかの企業が阪神救済に名乗りを上げる。
   ↓
 名乗りを上げた企業の内、阪神側との調整がついた企業が阪神を買収。電鉄会長(球団オーナー)・電鉄社長以下球団社長含む阪神電鉄経営陣は総退陣(よくて一人二人残るぐらいかw)
な話になるのではないかなwもしそこで「救済者」として阪急が名乗り出て阪神買収というストーリーになったらそれこそ現実世界と同様になるけどw
まあもし東宝が続編作るとなればそういうのもアリかもしれないけどね。多分そんな事はないだろうし誰も見ないだろうなwww
まあ、この映画に存在意義を与えるとするならば、
《「地域興し」「街興し」という「公害」‐HALTANの日記 http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/mobile?date=20090806§ion=p1
 ・・・まさに配給会社・出資社・協賛各社の「内輪の資金繰りの帳尻合わせ」でデッチ上げられた映画そのものという感じ。》
そんな作品の実例、ただそれだけじゃないかな。

(*1)私のいた阪神子会社は百貨店に入っている部署以外は半珍球団の影響を余り受けないところだったからなw甲子園球場はおろか電鉄本社ビル内にすら部署が入ってなかったしw本社横のジャスコ(ウィステ)専門店街には入ってたけどね。多分今もそう。なんば線には入っているみたいだけど。……とはいえ2003年のリーグ優勝時には思いきり巻き添え喰らったがw職種はあえて書かないw(でもその過去が私の固定HNの由来になっている。)