猫轍守衛の偽業務日報

訳あって暇人やってる、その昔似非鉄道趣味者だったクズの毒吐きブログ。虎もライオンもデカい猫だけど、文句ある?

小ネタ数題・その2

なんかもうまたエントリ分けが面倒臭いので再び『小ネタ数題』のタイトルで行きますよw
【小ネタその1】昨日のお昼はミスドで『白いまぼろし』バナナフレンチとマンゴークリームと中華ちまき
ちなみに一昨日の遅すぎるお昼もミスドで『白いまぼろし』バナナフレンチとポン・デ・フロマージュと新ミスター肉まん。
個人的には『白いまぼろし』はハズレ無しといったところ。バナナフレンチをリピートしたのは自分が大阪に出てきてから、プラ容器入りのバナナクリーム(バナナ風味のファットスプレット)がなぜ地元の岡山以外で見かけないのか? という疑問が最近になるまで解けなかったからかもしれない。
まあその解のきっかけとなったのは、あろうことによみうりテレビ秘密のケンミンSHOW』だったのだが、最近見るの忘れてばかりだったりする。昨日も見てないぞwま、別にいいけどw
【小ネタその2】前のエントリで小林一三が『阪急共栄体(共同体かもしれない)』構想をぶちまけていたというエピソードの出典を調べるべく、奈良県立図書情報館に行ってきた。館内の端末で調べたところ書庫資料に『小林一三日記』(1991年刊・非売品)があったので閲覧してきた。でも結局出典はわからずじまいorz付属していた年表から察するに『私の行き方』(1935年刊)『次に來るもの』(1936年刊)辺りか?
個人的な感想を述べると内容はまあフツーに面白いかw小林一三は『偉人』『先駆者』ではなくむしろ『まともな思考とトンデモ思考の入り混ざった御仁(ある意味トンデモ度高し)』だったという認識になる事請け合いな内容だw
ここで一つ、スピリチュアルだの代替医療だのに親和的なタカラヅカ劇団員はじめとする阪急とその系列企業の中の人は心して読みやがれ!! と思った一節があったので紹介しよう。昭和22(1947)年の7月1日の日記にあった文章だ。彼は当時の薬師寺管主法相宗管長橋本凝胤を月一回自宅に招いて『薬師寺会』という茶席を催していた(http://www.konishi.co.jp/html/fujiyama/konishibunko/shirayuki_MTS/MTS12.html参照)のだが、この日橋本凝胤が行った講話の内容を「どーよ?w」と見做す彼の無神論的な見解が示されている。でもこれ、彼の言い分もまた微妙に残念なものなんだよなw
《第五十八回薬師寺会全員出席。橋本管長さんのお話は明治天皇の「心だに誠の道に叶ひなば祈らずとても神や守らん」といふ御製に対し批評されたが、人間は自分丈正直であればよい、悪いことをしなければ、俯仰天地に愧ぢなければ、神仏にすがる必要はない。必ずしも宗教の力をかりる必要はないト言ふ近代人の考へ方ではイケナイ。どうしても、モツと深く考へて宗教の力、信仰の力によつて其安心立命を−−動かぬ基礎を思想的にもたなければイケナイといふ風に説教されたがピンと来ない。病人が根絶すれば医者も病院もいらない、悪行の人が根絶すれば裁判所も監獄もイラナイ如くに、国民が至誠の大道を歩ゆんで立派な人達になれば宗教の必要もなく又信仰に基づく安心立命の感念なぞは自然に消滅するに決まってゐると思ふ。
(『小林一三日記』(二)p.519 我国の運命 五 より)》
ま、人の世が続く限りは病人と悪人の根絶はムリだと思うが……w
【小ネタ3】自分のお気に入りの清涼菓子に『フィッシャーマンズフレンド』というものがある。
白いパッケージのものと緑色のパッケージの二種類があって、個人的なお気に入りは白い方。イギリスの菓子メーカーの製品で、カルディコーヒや成城石井辺りの輸入菓子を扱う店で販売されているので見た事や口にした事のある人もいるのではと思う。まあ一粒でフリスクペパーミント味の10粒分以上はあるだろうかという強烈な味で、眠気覚ましと食事後微妙に気分が悪くなった時の口直しや気休めの為にいつもカバンに入れて持ち歩いてる。
ところでこのフィッシャーマンズフレンド、発売当初から喉の痛み対策との触れ込みで売られているようで(ちなみにこの清涼菓子の歴史は阪急・阪神両社の歴史より長いぞw)、検索して挙がってきたこの賞品を取り扱っている通販サイトでもそういう記述がしてある所があった(*)。その為かサプリメント類販売・海外の医薬品の個人輸入サイトで扱っている所もあるようだが(*)……そういう話があるのはやはりホメオパシーが社会に根付いてしまっているイギリスの事情を反映しているからなのだろうか?
てか誰だよ昨年の新型インフルエンザ流行に便乗してこれ(白いパッケージの方)が新型インフルエンザに効くとかいうガセ流した奴はw
新型インフルエンザ対策に「フィッシャーマンズフレンド」が大人気‐エルエル http://10e.org/mt2/archives/200911/162041.php
 今このアメが新型インフルエンザを治すことが出来るかもしれない・・・っと、巷で大人気になっているそうです。
 このフィッシャーマンズフレンドは今までに無いほどの売れ行きなんだそうで、その秘密はこのアメの材料の一つであるスターアニスで、これは「八角」のことで新型インフルにも効果があるスイスの製薬会社のロシュ社が作る「タミフル」の原料の一つなんです。
 (ちなみに余談ですが、日本では既に萌え化していた。はえぇー)
 もちろん、材料に八角を使っているからと言ってもこのアメに新型インフルを治療することが出来る効果がある証拠などは何もないそうですが、ちまたの皆さんが勝手にそういうウワサを作って盛り上がっちゃってるらしい。》
ちなみにリンク先には製造元は新型インフルエンザへの効果は否定しているとの事だが、なんかもう完全にレメディー扱いされてるよなこれorz。日本でこのテのガセが流布した背景にはやはりタミフルの『危険性』が大々的に言われていたからだろうな……。そしてそれは日常のあらゆるところに各種代替医療の温床である医療ネグレスト・現代科学不信が存在している事を意味している。
【小ネタ4】奈良公園東大寺参道の物産品店の近くに、一本角の鹿が一頭いる。
6月の始め頃に撮ったその一本角の鹿の写真。この日の東大寺参道〜南大門周辺の鹿は暑さでヘタっていた個体が多かった。
7月中頃に撮ったそれの写真。暑さに慣れたのか見た目は元気そうだ。
古代中国の歴史書『春秋』が、聖獣である麒麟が捕らえられたところ人々にキモがられたという話で終わるのは有名だが、麒麟のモデルはこういった何らかの理由で一本角になった鹿なのかもしれない。
(*)実はこの2ヶ所にはフィッシャーマンズフレンドの検索かけて引っ掛かってきた通販サイトのURLを提示していたのだが、その後このページからアクセスしてみると前者はどうやら既に文章変更していた模様で、私がそれに気付かずリンクを貼ってしまった。ただ携帯版の画面だったのでPC版にはあるのかも。また後者の通販サイトも携帯からアクセスしたら携帯版しか表示されない模様。という訳で該当のURLは一旦削除しました。すみません。